管理人はだれ！？

2022年3月12日「土曜日」更新の日記

投資としてのアパート経営と比べられるものとしてマンション経営を想像される方がいるでしょうけれど、マンション経営はマンションの一部屋に投資するという方式が一般的だと言え、アパート経営とは少々違うものになります。いざという時困らぬようにと思って始めたマンション投資であったとしても、予想外に足かせになる場合も多いです。利回りは気になるでしょうけど、最終的には入居してくれることが必要なのです。「一括借り上げ」契約締結後に問題が発生するのは、「一括借り上げ」で取り交わされる契約が形式上事業者と事業者の契約であるので、オーナーは消費者契約法の消費者とは見なされないということと、売買ではないために宅地建物取引業法第３５条が適用されないので、重要事項説明が実施されないことを抜きに語れないでしょう。そもそも不動産投資とは、家賃としての収益をゲットすることですが、収益を安定して維持するには物件の管理運営が必須事項です。ただしその保守点検など、ほとんどを不動産会社にお願いすることができます。一括借り上げをうたうサブリースは、アパート等の不動産のオーナーと借りる会社側の間で契約のもとで実施される転貸借の一種であり、ごく当たり前のアパート経営と一緒くたに考えてはいけないのです。ですので、サブリースで気をつけるべきことも知っておく必要があります。