平成29年7月最新記事PICKUP!

頭金は多くても困らない
頭金300万円で物件価格3000万円のマンションを、年利3%の30年ローンで買ったとする。銀行からの借入額は2700万円、返済総額は約4400万円になる。それを「頭金1割じゃ少なすぎる」といって、すぐ買わずに貯金を続け、3年後に頭金600万円にしてから買う。そういう選択をする人もいることだろう。  3年後も年利3%で借りられれば、借人額2400万円に対して、返済総額は約4250万円。およそ150万円の節約になる。  だがこれは、あくまで3年後も金利がいまと同じだった場合である。いまの金利は最低に近いから、金利はこの先上がる方向にある。もし金利が4%になっていれば、返済総額は4700万円。頭金を増やした意味がなくなる。  もちろん、頭金は多いに越したことはないが、金利水準が低い時代はあまりこだわらないほうがいい。  どうしても頭金を増やしたいなら、親に無理をいってでも相続財産の一部を贈与してもらうとか、時間のかからない別の方法を考えることだ。実際に多くの人は、購人物件価格の2割以下の頭金で踏み切っている。  「できるだけ多くの頭金を…」という考えは正しいのだが、いまは、そのことに頭を悩ませるよりも、ローンの借り方のほうに、もっと神経を使うべきだろう。

最新コラム!2017年7月

平成29年7月1日新着!
工業都市人としての生活
2017-07-01更新の日記image
敷地面積が三百平方メートル、100坪を切ったら、それでは良い戸建ての郊外住宅はできないといわれている。その広さでは、もはやタウンハウスになってしまう(タウンハウスというのは、時々郊外に建っている
平成29年7月2日PICKUP
農民が都市に住んでいる
2017-07-02更新の日記image
 ヨーロッパは農業国から工業国に変わるのに、約500年近くかかっている。ところが、日本はというと、ヨーロッパが500年かかってやったことを五十年足らず、いや30年か40年という猛烈なスピードでやってしま
平成29年7月3日更新
現在の日本人とその住まいの状況
2017-07-03更新の日記image
文明というのは、60年サイクルで変わるという説がある。この説によると、1世代が30年で変わって、2世代変わらないと、文明が変わらないというのだが、その通りだとすると、われわれはまだ30年しかたっていないのに、経
平成29年7月4日最新情報
戦前はみな借家だった
2017-07-04更新の日記image
 ヨーロッパなどの都市では、住む家は基本的には自分で建てるものではなく借りるもの。 それに対して日本人は、家は自分で作るものだという考え方が現在では圧倒的に強い。理由の一つとして、家は自分で持たなければい
平成29年7月5日NEWS
民間の手によって作られてきた住宅
2017-07-05更新の日記image
国などが作った公共住宅があるじゃないかという反対意見もあるかもしれないけれど、あれは量も少なく質も低い。わが国ではちゃんとした家は自分で建てるのが一番良いのだということになっている。住宅獲得のプロセスを、親の家
平成29年7月6日新着!
都会に住む住民の数
2017-07-06更新の日記image
さまざまなタイプの貸家が無数に近く用意されていて、自分の収入、家族、仕事、趣味にあわせて自由に選ぶことができたのだ。自分の収入、職場、趣味にあわせて好きな住宅 が選べるなんて、今考えられますか? そういうシス
平成29年7月7日PICKUP
庶民の生活
2017-07-07更新の日記image
定年になった会社員や公務員が退職金で借家を2、3軒買うことができて、それを貸すことで老後を暮らすことができるという、生活の仕方があった。年金制度がなかったのだから、庶民はそうして老後の生活を維持しようとしていた
平成29年7月8日更新
炭鉱節が流行った理由
2017-07-08更新の日記image
 1945年の敗戦をきっかけにして、日本は文化から生活まですべて大きく変わったが住宅供給もここで大転換する。この時点で、戦災によって焼け出された人や海外からの引揚者等で、約四百20万戸の住宅が不足し
平成29年7月9日最新情報
今や住むための家を自分で建てないといけない
2017-07-09更新の日記image
  国の政策である重工業の復興をサポートしようとこんな番組が作られ、われわれは耳にたこができるほど炭鉱節を聞かされ、覚えてしまったというわけ。資金のすべてを2次産業の復活に投入するため、住宅にまわす資
平成29年7月10日NEWS
ヨーロッパは公営住宅がメイン
2017-07-10更新の日記image
 この日本に比べて、ヨーロッパはどうか。たとえばイギリスではチャーチル首相が、終戦直後、公営住宅法を議会に提出する。「家なくして市民なし」という有名な提案理由演説をしているように、住宅政策を戦後の復興の最重
平成29年7月11日新着!
ようやくの思いで家を建てる
2017-07-11更新の日記image
ドイツはあらゆる資金を、まずちゃんとした公営住宅の建設に投入しているのだから、産業部門の復興は遅れているわけで、だからその間に日本の産業が大変な勢いで復興し、ヨーロッパを追い越すの は
平成29年7月12日PICKUP
持ち家にこだわるばかりに・・・
2017-07-12更新の日記image
 この政府が住宅供給に責任を持たないという政策は、結果として住の問題を個人と、その依頼を受けて工事する民間企業に委ねる方向を生んだ。その民間企業はあくまでも利益を追求していく存在だから、当然ながら、利益をあげね
平成29年7月13日更新
一体いくらの自分の家が作れるか。
2017-07-13更新の日記image
 昔の農家では、家は3代にも四代にもわたって住むものだった。だからこそ、尺五寸などという45センチ角の太い大黒柱のような材料を使い、ガッチリ長持ちの家を作り、祖父や親が残してくれたこんな家に住み続け、家業の農業
平成29年7月14日最新情報
郊外の零細密集住宅
2017-07-14更新の日記image
40代のサラリーマンの平均年収は500万~600万円くらい。多くは、この世代で自分の家を持とうと考える。政府の生活大国構想での目標も指摘しているように、家を建てるため等の借金が年収の5倍以上になると生活が破綻す
平成29年7月15日NEWS
郊外住宅地は百鬼夜行
2017-07-15更新の日記image
 家を作る側の意識もまた変わってきた。  昔は町や村には大工さんが何人かいて、日ごろから町の住民の一人として近所付き合いをしていた。だから、そろそろ家を建て替えるという頃になると、「親方、来年家を建てるか
平成29年7月16日新着!
健康で文化的な郊外住宅とは
2017-07-16更新の日記image
家を作る側としては、この一軒のお客のご機嫌を損なわなければいいのだから、この一人の客のためにエネルギーをつぎ込んで、その人の言うがままに建てるということになる。だから、町並みのバランスなどとは関係なく、家を作る
平成29年7月17日PICKUP
無知なままで家を作れば
2017-07-17更新の日記image
 郊外住宅地のみにくさは、昔のような親しい大工さんが村や町にいなくなったということもあるが、作る側の人間や意識が変わってきたということも大きい。かつては、家を建てるというのは、一家の主人の仕事だった。そ
平成29年7月18日更新
都会に住むことと農村に住むこと
2017-07-18更新の日記image
子供に関しては振る相手があったけれど、こと家作りに関しては、そこで任せる相手がいなかった。仕方なくお母さんが自分で考えるようになったのだが、日本では誰も住宅のことを学校で教えられていない。義務教育では、家に
平成29年7月19日最新情報
「新建築」などの住宅特集
2017-07-19更新の日記image
フィンランドと比較すると、日本では男も女も家についてはまったく何の知識もないままに、大人になってしまう。高校までは受験勉強に明け暮れ、大学は遊ぶところ、就職したらいい男を見付けて、男を見付けたら結婚
平成29年7月20日NEWS
コマーシャリズムだけが強い住宅
2017-07-20更新の日記image
一度も料理をしたことがないような人間が、はじめて料理を試みるのに、いきなり懐石料理を作ろうというようなものだ。家を作るというのは、懐石料理どころか、中国料理の満漢全席を作るようなもので、知らないなどとは言ってお
平成29年7月21日新着!
世界の文明は都市が生み出した
2017-07-21更新の日記image
 前に富士山が見えて、それを借景にしての庭があってというような、そんな自然に恵まれた環境の中で生活したいという人は多い。それなら東京の周辺にそんなに自然に恵まれた場所が住宅地として実際にあるかといえば、そんなに
平成29年7月22日PICKUP
都市は国と文明を生み出す母体
2017-07-22更新の日記image
哲学者今泉友信氏が指摘するように、「人間はポリス的動物」なのだから、芸術家や宗教者のように大地の精霊に触れて生きようとする人以外の工業生産、物流経済、政治、情報、教育、十分な医療等にかかわりたい人は、都市に住む
平成29年7月23日更新
中世都市が近世都市に変貌する
2017-07-23更新の日記image
都市ウルの後にはペルシャ帝国が、そしてローマ帝国が、唐が、世界的な版図の帝国を築き、帝国はその頂点としての首都を初めとする都市を、その支配下に築く。  最盛期のローマには百万以上の人々が住み、1年の182日に
平成29年7月24日最新情報
東京に変わった後の都市
2017-07-24更新の日記image
従来の酒場や娼家、劇場や見せ物小屋に加わった新しい都会の拠点として今日まで続いているのは承知の通り。パリ風と名付けられる流行を生む母体としてのパリらしい施設であった。   その習慣はパリから世界に流れてい
平成29年7月25日NEWS
共有する文化
2017-07-25更新の日記image
 アメリカの個人住宅における洗濯機の普及率は50%を切ると言われている。合理的な生活をしているアメリカ人が、なぜ洗濯機を持っていないのかと不思議に思うだろう。彼らが洗濯機を使わないわけではない。街の中にもコ
平成29年7月26日新着!
東京の様な密集都市
2017-07-26更新の日記image
アメリカの街のように、清潔で気持ちよく合理的なコインランドリーが至るところにあるというのは、人がたくさん集まって住んでいて、みんなでその便利さを共有すれば良いではないかという考え方の現れなのだ。 共有する施設
平成29年7月27日PICKUP
家の一坪の庭では不可能
2017-07-27更新の日記image
5坪の庭を1000人分集めれば5000坪の庭ができ、1万本の木や盆栽が集められる。それが何十万、何百万と集まれば、何十万坪、何百万坪の公園が作れる。つまり、町の中心にセントラルパークのような公園を作ることができ
平成29年7月28日更新
食べ物の文化
2017-07-28更新の日記image
パリのルーブル美術館なども、もともとはフランスの代々の王朝が世界中から美術品を略奪するようにして集めてきたもの。それを国家が占有しないで、現在の一般市民であるわれわれに開放しているから、つまりわれわれが共有して
平成29年7月29日最新情報
住宅地や農村は需要がない
2017-07-29更新の日記image
 農村に食べる場所などがないのは、みんなそんなところに行かずに、家で食事を取ってしまうから。だから、レストランなどがあっても成り立たない。現在でも、郊外の住宅地などに行くと、多くは、食堂もレストランも無い。もし
平成29年7月30日NEWS
もっと都会の良さを知ろう
2017-07-30更新の日記image
 青山に五坪の敷地に建坪3.5坪の五階建て、つまり総建坪17.5坪の家を建てて住んでいる友人がいる。こんな狭い家だから、もちろん居間もなければ、応接間もない。食事も、台所の5、60センチ角くらいの調理台兼食卓で
平成29年7月31日新着!
日本人が都会は住む所でないと思っている
2017-07-31更新の日記image
都市では、文化的なものから、生活の必需品に至るまで、人間が集積することによってストックされたものの豊かさを享受することができる。  たとえば渋谷の広尾ガーデンヒルズあたりに住んでいれば、ちょっと歩くとあらゆる

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