管理人はだれ！？

2021年8月21日「土曜日」更新の日記

一括借り上げで考えておかなければならないのは、契約満了に伴う更新の時に家賃が下方修正されることが見込まれ、ずっとサブリースを続けていくためには、お金を払って修繕することが必要だということなのです。賃貸経営と申しますと、マンションやアパートをだれかに貸すことから生まれる賃貸料に集中した不動産投資の一形態です。言ってみれば、高くなった時に売ることによる利益を見込むという投資モデルではないと考えてください。不動産投資がスムーズに進展し始めれば、手のかかる仕事の大半は管理委託会社に任せておけばいいので、事実上の副収入を得る手段を確立させたことになります。こういったことが、不動産投資の魅力なのだと思います。投資対象の一つと言える収益物件には、初めから賃借人がいるために、物件取得当初から家賃が入る物件も結構あります。入居者がつかないという心配はありませんが、欠点として、部屋の中の様子を見ることは基本的にできません。不動産投資の採算性を見極めようという際に、通常目安にされるのは表面利回りであろうと思うのですが、諸経費の分は引いてから計算する実質利回りに比べて、表面利回りでは望むリターンがあるかどうかを細かく精査することができるはずありません。