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日本人は木の家に住みたい(2)

2020年4月29日「水曜日」更新の日記

2020-04-29の日記のIMAGE
この20年間で木造住宅の性能は格段に向上しました。世界最古の木造建築物である奈良の法隆寺を例に出すまでもなく、木造建築物は本来、けっしてャワなものではありません。むしろ木の持つ特性を活かせば、コンクリートや鉄筋などに優るとも劣らない、高度な耐久性を備えているのです。現在の木造住宅は、基礎、構造、地盤、施工、部材など、どれをとってみても昔とは比較にならないほど高品質に改良されています。木造住宅は、暑い夏や湿気の多い梅雨時には、木が空気中の水分を調節し、天然のエアコンの役目を果たしてくれます。よってカビが生えにくく、快適な湿度の中で生活できるのです。真夏の舗装道路でもわかるように、コンクリートは暑くなると熱を溜めるし、鉄骨は湿度が高くなるとすぐに錆びてしまいます。またコンクリートは木に比べると熱伝道率が6倍もあり、コンクリートの家は、冬期など実際の気温よりも冷たく感じられるものです。よく「木はぬくもりを感じる」といわれますが、これはけっして単なる「感じ」ではなく、実際に木の家は「夏は涼しく、冬は暖かい」のです。高温多湿の日本の気候にはまさにピッタリの家なのです。さらに、木には人間の体に優しい適度の柔軟性(クッション性)があり、コンクリートの床と違い、柔軟に私たちの体重を受け止めてくれます。そのほかにも、ストレスを軽減する光の反射効果や爽やかな芳香がもたらすリラクゼーション効果など、その恩恵を数えあげたらきりがありません。これらが未だに日本人が「木の家に住みたい」と考えている理由でしょう。私も、木の家の快適さから、実際に木の家を建てていますし、お客様にもお勧めしています。

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