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日本人は木の家に住みたい(1)

2020年4月28日「火曜日」更新の日記

2020-04-28の日記のIMAGE
すでに紹介したように、「これから新しく家を建てるとしたら、あなたはどのような家を希望しますか?」という世論調査を総理府が行ったところ、全体の8割以上の人が「木造住宅に住みたい」と回答したというデータがあります。さらにその7割の人が「昔からの在来工法による家」を希望しています。その理由としては「日本の気候や風土に適しているから」、「昔からの木造になじんでいるから」、「木が好きだから」などがあげられました。プレハブやコンクリートなどさまざまな新工法が出そろった現在でありながら、日本人が「木造の家」にこだわるのはなぜなのでしょう?やはり日本人は昔から慣れ親しんできた「木の家」が一番住みやすいと考えているようです。「木の家」は、言葉では言い表せない不思議な郷愁を呼び起こしてくれます。それは私たちの祖先が何百年もかけて守り続けてきたものだからでしょう。木には石や鉄などの無機的な素材にはない、独特なぬくもりと心地よさがあります。そうなのです、もともと木は石や鉄とは異なり、我々と同じ生き物だからなのです。かつて高度経済成長期には、「将来、木造住宅は意図的に古風な家を建てる場合以外には、プレハブ住宅やそれに類する新工法にとって代わられるだろう」といわれていました。ところが、それから10年近く経った現在でも、在来工法による木造住宅はプレハブや鉄筋の住宅の数をおさえて、全体の7割以上を占めているのです。全国の学校の校舎や公共施設なども、ひところはその大半が鉄筋コンクリートでつくられていました。しかし今では逆に公共施設にもなるべく木材を使用するよう、国が指導しているといわれています。

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