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五つそろった好条件

2020年3月5日「木曜日」更新の日記

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マイホーム取得のチャンスの見きわめは難しいものですが、昭和六一年は次の五つの条件が揃い、たいへん有利な年となりました。(1)地価の安定、(2)建設資材価格の安定、(3)公庫融資の貸付枠の拡大と割増融資の導入(4)民間の住宅ローンの低金利、(5)住宅取得税制の施行と生前贈与制の適用期間の延長このうち(5)の住宅取得税制(二年間の措置)の要点は、居住用住宅の取得等のための借入資金(公的資金を含む)の残高を対象として、その一定割合相当額を三年間にわたり所得税額から控除するものです。控除対象は、償還期間一〇年以上の住宅取得借入金の年末残高(限度額、二、〇〇〇万円)で、控除額はその一パーセント相当額、要件は年間所得金額一、000万円以下で、取得等の月以後六か月以内に居住の用に供した新築または一定の既存住宅で、床面積が四〇m2以上一八Om以下のものが対象となります。また、生前贈与制は、親または祖父母から住宅取得資金の贈与を受けた場合、三〇〇万円までは無税、五〇〇万円でも二〇万円しか課税されないというものですが、適用期間が昭和六一年から二年間延長されます。また、対象が中古住宅にまで拡大され、年収制限も八00万円(従来は五〇〇万円)に引き上げられました。 マンション購入の頭金は、それまでに貯めた500万円と、手付け金として親に払ってもらった300万円を合わせて、800万円。残金は1900万円弱だった。それらはすべて住宅金融公庫の住宅ローンで借りた。5年間、毎月6万5000円くらいの支払いを続けなければならない。「......」今さらながら、少し怖くなってきた。5年というと、完済するころには30歳を過ぎている。「きびしいなあ...」繰り上げ返済をして、何とか早く返したいと思った。繰り上げ返済とは、文字のとおり、お金を早く返すことだが、早く返せば返すほど、その分の利息を支払わずにすむので、結果的に払う合計金額を少なくすることができるものだ。「繰り上げ返済のためにも、節約をもっときびしくしないといけない」そう思った。基本的に「借金」という言葉の響きが嫌いなので、実際の数字を見て、ずしりと重く感じてしまったのだ。ごく当たり前なことなのだが、やはり頭金は多ければ多いほど、あとあとのローンの返済が楽になる。いくら低金利時代でローンの金利も下がっているとはいえ、5年ローンとなると、最初の何年かはほとんど利息を払っているようなもの。無理な返済計画を立てて失敗しないためにも、頭金をしっかり貯めてから買ったほうが賢明だ。「頭金10万円でOK」ときどきこんな広告を見かける。中には、「頭金ゼロでもOK」というものまである。しかし、広告をよく読むと、ボーナス払い30万円×年2回とか、月々の返済金額がかなり高いとかだ。こんな支払い金額だとしたら、ローンを払いきれず、せっかく手に入れた家を泣く泣く手放さなければならないことも考えられる。しかも、ファミリー世帯であれば、住宅ローンだけでなく、教育費や老後のお金など、何かとお金が必要になってくる。そんな中で、住宅ローンだけで精いっぱいだと、ほかにお金が回らなくなって、借金がふくらむばかりだ。こんなわけで、頭金が少なくても銀行で借りられるかもしれないが、できることなら公庫融資で借りられる範囲でローンを組んだほうがいいと思う。ところで、公庫の返済期間は、10年から5年まで5年刻みで返済期間を決めることができる。そして、0年よりも5年返済のほうが多く借りることができる。また、借りる人の年収等によっても、借りられる金額は違ってくる。さらに、返済方法は、「元金均等返済」と「元利均等返済」の2種類から選べる。この2つは、「金」と「利」の文字が違うだけで似ているが、内容は全然違うものだ。 一人暮らしの寂しさをまぎらわすために、以前は電話をかけまくっていた。友だちと話をしていると、たいした用事もないのにぺらぺらとしゃべってしまう。気づくと1時間、多いときは3時間も電話で話すことがしばしば。電話を切ったあと、しゃべり疲れてそのまま眠ってしまったり......。そのせいで、毎月送られてくる電話代の明細表が怖かった。ある日、ポストに入っていた明細表を開けて見てみると、「えっ、2万4000円!」あまりにも高い値段に青ざめてしまった。平均すると、月々1万5000円くらいかかっていただろうか、明細表を眺めながら毎月のように落ち込んでいた。「水道代と同じように、電話で話している間も、つねにお金が流れ出てるんだ......」そう思い、ファックス機能付きの電話に買い替えてみた。買い替えるにあたって、2万m円かかったが、すぐに元は取れる。ファックスを買ってすぐ、使ってみようと電話友だちの一人に手紙を書いてみる。用件と最近のおもしろいできごとを書いて、送信。「あ、もう流れた」電話で話したら5分ぐらい分はあったと思う。「たった10円ですんでしまった!」そう思うとうれしかった。もっと安くできないかと、電話の基本料金自体にも目を向けてみる。電話は基本料金だけで月に2000円以上も取られてしまっていた。何気なく使っていたプッシュ回線のレンタル料は、月390円。さらに、長電話を増長させるようなキャッチホンも付けていたので、プラス300円。2つ合わせると640円。「プッシュホンとキャッチホンをセットで申し込むと、50円割り引きになります」と、電話会社のテレフォンレディーに明るく言われてしまい、「お得」と勘違いして申し込んでしまっていたのだった。明細を見ると、まるで払う義務があるかのように取られている「屋内配線使用料」の8円にも納得がいかなかった。屋内配線とは、電話線と電話をつなぐ家の壁を通る部分で、基本的にその部分が故障した場合は実費で支払うことになる。しかし、この屋内配線使用料を払っておけば、電話会社が無料で修理をしてくれる。いわゆる、保険のような働きをするものだ。でも、今まで使っていてお世話になったことは一度もない。「そんなに簡単には故障することはないのではないか」月にたった8円とはいえ、毎月払わなければならないかと思うと、もったいない。それで、その屋内配線使用料をなくしてしまおうではないかと、解約することにした。解約の仕方はいたって簡単で、電話会社に電話して、「屋内配線を買い取りたいんですが」と言うだけだった。買い取るといってもお金はかからない。それならいっそと、プッシュホンもキャッチホンも屋内配線使用料と一緒にカットしてしまった。 日本人ぐらい風呂好きはいない。昨今の温泉ブームをもちだすまでもなく、確かに私たちは風呂好きだ。しかもあふれるほどの湯がたっぷりの湯舟に「ウーン」と唸りながらっかっているのが好きなのだ。外で体を流し、ゆっくり湯舟につかり、それから髪を洗い体の隅々まで洗い、もう一度湯舟につかって、ポケッとするもよし、顔のマッサー・ジするもよし、はたまた本を読むのも音楽聞くのも自由。風呂から出た時には、心も体も軽く、一日の内でほっと「自分を取りもどす」一瞬なのだ。誰の家にも風呂があるようになったのは戦後からである。それまでは、内風呂(家庭の風呂)は一種の贅沢でもあり、また特権階級的なものでもあった。そのかわり、共同の浴場が各町ごとにあったし、いまでもかろうじて「お風呂屋さん・銭湯」は残っている。ひのき檜やサワラの風呂桶が、プラスチック(F・R・P)やホウロウに変わり、水しか出なかった蛇口が温度調節用バルブになってお湯やシャワーになり、湯舟の中ですらバブルやジャグジー付きと、どんどん変化している。が、「お風呂の入り方」だけは今も昔も変わらない。体は外で洗い、体と心は湯舟にゆっくりつかって満足、というわけだ。湯浴みをするというのは、暴君ネロやクレオパトラをもちだすまでもなく、紀元前からのことで、国によって、蒸し風呂的なもの、湯につかるもの、砂風呂的なものなど、さまざまな発展の方向があったようである。・その目的というか機能は、大雑把にいえば、「体を清潔にする」のが西洋だとすれば、日本の「楽しむ(清潔と並んで)」、その他、洋の東西にある「治療する」の三つになろう。「湯浴み」の原理といおうか、「湯質」や「湯の入り方」までひっくるめて、健康・医療的な側面からの研究、また美容的な研究などが進んできている。 どうしても入りきらない母親の思い出の品は同じマンションの倉庫を借りて収めた。老いた母親をいずれは「在宅介護」しなければならなくなるが、住みやすくリフォームし、快適に、心楽しく母親と暮らしていけるようにしたから、住み替えには納得していると和子さんはいいきる。費用は大改造したので二〇〇〇万円あまりもかかり、新築と変わらないという友人もいたが、「年を重ねていく二人には万全を期した住まいの設備投資は大切だったのよ、サニタリー部門と台所は人間らしく、心地よく生きていくには、欠かせない投資だからー。そして床暖房は迷ったところだけど、してよかったと思う。既製のマンションを自分の望むようにリフォームするには、お金と根気とエネルギーがいるものね」。以下は和子さんの経験からの貴重なアドバイスである。まず、スペース、サイズが決まっている中で、自分の希望を実現していくための工夫とこだわりをもちつづけ、専門家とともに住宅設備展示場やショールームを納得いくまで見て歩き、中途であきらめたり、妥協しないこと。次に、専門家に投資するのを惜しまないこと。自分の希望、要求を全部提示し、共に住む人を交えて、とことん話しあうこと。とくに、高齢者の頭の切りかえをしていくこと。長年慣れ親しんだものにだけ固執せず、いいものを取りいれていく柔軟性をもってもらうように努力すること。そして、高齢者と住むには、部屋の内装の素材と色調に配慮することが大切だということである。この三つのことを守った和子さんは、「変形の四畳の日本間を母親のためにつくったけれど、この日本間が母親の心をなごませ、納得させたと思うのよ」という。ここで和子さんと休日の午後、抹茶を入れて楽しんでいる母親をみて、費用がかかりすぎたことを後悔しないと、和子さんはきっぱりいう。 今井さんの家では家族ひとりずつがトイレと浴室をもっているが、日本ではふつうまだそこまでは手が届かないし、無理な場合が多いので、高齢化に向けて住まいを見直す際に最小限度心がけたいアドバイスを今井さんにいただいた。年を重ねれば、誰しも生理的に弱っていき、とくに筋力が衰える。思考能力はそれほどでもないにしても、エージングとともに物忘れはひどくなっていく。したがって住まいのハード面でいえば、まず全体にはフラットにすることを勧める。そして、構造的に迷路のように複雑にしないで、単純にすることだ。最終的には部屋をフラットにして、ワンルームの中で間仕切りができるようにしておく。そして、間仕切りは、できるだけ最小限におさえて、動線が簡単で、動きやすくしにておくことだ。理想的には、ひと目で全体が見渡せるくらいシンプルな住まいづくりが好ましい。そして、トイレと浴室と洗面所は寝室の近くにつくることが大切。できれば五〇代からはトイレだけでも家族用と客用に分けると、すごく快適である。もし二世帯で住むならば、若い世帯は階上、年をとった世帯は下に住む。また、それぞれの家族はそれぞれにトイレ、浴室、洗面所、キッチンをもつことだ。さらに、ダイニングキッチンは必要だが、居間はなくてもいい。しかし、その場合はDKをできるだけ広くする。次に、年をとったら公園の近くに家を建てるのが望ましい。または、散歩できる距離に自然があることが大切。自然は人間にとって絶対に必要なもので、木の葉は人間に酸素を供給し、香りは刺激という天然薬を提供してくれる。森林浴など、自然にふれることで人間は自然からこの上ない活力を与えてもらえるのだから、自然とは切れないつながりをもてるように暮らしたい。さらに理想をいえば、庭があって、どんな小さなスペースでもいいから、畑仕事ができればもっといい。その理由は、畑の作物は大体三ヵ月で育つので、いつも自分の仕事の成果を短期間にみることができ、高齢者にとっては毎日の生活の励みにもなる。日本人は、住まいというと屋内のことしか考えないが、屋外のスペースのことを考えに入れておいたほうがいい。公園も近くにないし、庭ももてない場合は、一坪でいいから、サンルームをつくって、緑を置き、水や肥料をやって世話をすることが精神的にも衰えない大きな要因となる。ベランダでもいいわけだ。 安眠を得る*寝室の環境を整える眠りの質は、寝室の環境に大きく左右されます。雑然としていると、心が安まりません。洋服を吊り下げたり、枕元にあれこれるのを置いていたりする人はかたづけましょう。寝具やカーテンが派手だと、心がざわついて安眠しづらくなります。ベージュやキャメルなどの柔らかい色がおすすめです。寝室の灯りは暗めにし、枕元の照明はオレンジ色など暖色系にします。*温度・湿度を調整する寝室の環境の中であなどれないのが、温度と湿度です。寝ている間は、空気の乾湿や多少の寒暖の変化にほとんど気づきません。湿温計を置いて、寝る前にチェックしましょう。湿気は中医学では「湿邪」といってよくないものとされています。身体の中に水分が停滞すると、身体の調子を悪くします。湿った部屋や湿った寝具で寝ていると、元気になるどころかむくみやだるさ、頭重感に見舞われることになりかねません。部屋には風を通し、晴れた日には布団も日干しを。布団乾燥機で代用してもかまいません。場合によっては、除湿器を導入するのもよいでしょう。*眠れない場合は、頭の向きや寝る場所を変えてみる悪夢にうなされたり、寝ていて呼吸困難になったりするのは、寝ている方位があなたに合ってないことが多いのです。頭の向きや寝ている場所を変えてみましょう。ベッドの配置で一番よいのは、部屋の入り口と対角上にある「財気位」です。部屋の中の気が集まる場所なので、より質の高い睡眠を得て、たくさんの元気をチャージできるでしょう。*形?を解く悪夢にうなされる場合は、形?を受けている可能性もあります。梁の下やペンダントライトの下に寝ている場合や、タンスやテーブル、本棚などの家具の角や柱の角など尖ったものが頭の位置を直冲しているときは、形?の悪影響を受けています。それらの場所を避けたところに寝る場所を移動させてください。鏡の配置によって「鏡光?」を受けていることもあります。ベッドの足元や、寝姿が写る場所に鏡やドレッサーがあると安眠を妨げます。鏡は霊の出入り口ともいわれます。ベッドの傍らに鏡がある場合は、移動させましょう。動かせない場合は、使うとき以外は、鏡に布をかけておくのがよいでしょう。

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