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安全・快適でなければ住まいではない(3)

2020年2月25日「火曜日」更新の日記

2020-02-25の日記のIMAGE
一人暮らしの経験者には家庭の医学書を片手に苦慮した経験が、一度ならずあるものだ。「入居した方が夜中に急に具合が悪くなったとき、救急車を呼ぶまでもないけれど、一応医師の指導を受けておきたいときに、入居者専用のダイヤルがありまして、そこに電話をすると二十四時間体制で医療チームが待機しています。ほとんどが大学病院の先生なんですが、応急処置の仕方、場合によっては適切な病院の紹介をするなどのアドバイスをしてくださるようになっています」(野中)このサービスは、賃貸入居者だけでなく、買い取って自分で住んでいる人、あるいはオーナーも使用できることになっているという。今後、ITの進展なども予想され、まだまだ改善していく余地が出てくるだろうが、同社が開発したものは、すぐに他社の追随するところとなり、瞬く間に浸透していく。ワンルームマンション市場は待ったなしの熾烈な戦場であるようだ。「ワンルームマンションでは、はじめ九〇センチの一口コン口だったんです。それを最初に一二〇センチの二口コンロにしたのは当社でした。いまやどこも二口コンロとなっているでしょう。オートロックにしろ、バス・トイレ別ということでも、みんな当社に追随していまや標準設備となったものばかりです。真似をされる、追随されるということは、当社がやっていることが正解だということです。ドアを開けた時に、スイッチが自動的に入り、電気がつくセンサーをエントランスにつけたことも、ワンルームマンションでは当社がはじめたことなんです」・エントランスのセンサーといい、宅配ロッカーといい、こういう設備はワンルームマンションにこそ必要だと西岡は強調する。どこよりも先駆けてそこに目を向けた同社のきめ細かいサービス精神こそ、東京都内のワンルームマンション供給ナンバーワンという地位を築いた大きな要因といえそうだ。ナンバーワンという位置は、常に追いかけられる緊張感をともなう。だが、西岡自身は☆むしろこの緊張感を楽しんでいるようにもみえる。「刺激があっていいですね。こうした刺激がなかったら、これほどの努力は生まれてきませんから。危機感が常にあるような状態でないと、人間も会社も成長しないんじゃないかと私は思っています」経営というもの、気を許した途端に破綻する。この西岡のもつ緊張感こそ新世紀を生き抜いていく原点となるのではないだろうか。

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