管理人はだれ！？

2020年2月22日「土曜日」更新の日記

すでにブランドとしての「菱和パレス」の名前は業者間だけでなく、賃貸住宅入居者の間でも確立している。「菱和パレス」が今後どういう統一デザインで、「菱和パレス」を表現していくのか、二十一世紀が楽しみである。現段階ではそれぞれ個性ある外観の「菱和パレス」であるが、優雅なつくりのエントランスホールには有線放送によるBGMが流れ、プライベートな空間と外部との切り替えをうまく演出している。しかも、エントランスホールには大型カラー液晶画面、音声ガイドなどの最新機能を備えた宅配ボックスが収まっている。宅配便というのは便利なようで、一人住まいには案外やっかいなものである。自分で宅配便を受け取ろうとすると時間を拘束されたり、逆に留守中に何度も足を運ばせたりして気を使う面倒がある。このやっかいぬさを一気に解消したのが、この二十四時間対応の宅配ボックスであろう。「不在者に代わって宅配便を預かることができるので、評判がいいんです。最近の『菱和パレス』には、現金でのやりとりをなくした『キャッシュレスデリバリー』システムを採用しました。業者が届けた荷物、あるいは入居者が発送したい荷物を、宅配ロッカーから出し入れする際に専用のカードを使用して、必要な代金をインプットします。宅配便やクリーニングなどの業者にカードを渡しておけば、指定の銀行口座から自動的に現金が引き落とされるというシステムです」(野中)