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変化してきた購入層(2)

2020年2月3日「月曜日」更新の日記

2020-02-03の日記のIMAGE
なかには無職の資産家もおり、外貨建ての投資商品と天秤にかけて、ワンルームマンションを選んだ人も数名みられたという。こうした現実からも、ワンルームマンション購入者の層が確実に変化しているのがみてとれる。薄日がさしてきたとはいえ、消費の回復が遅々としている日本経済のなかで、ワンルームマンションが幅広い層に購入されている理由は、平均六パーセントという高利回りもさることながら、将来に予測される公的年金の破綻に対する備えという意識もあるようだ。ここは菱和ライフクリエイト社長・西岡進の談を聞こう。「年金危機というのが一番の理由だと思います。年金に代わる老後の安心材料として、ワンルームマンションを買う方が増えています。こちらでも将来に対応できるような商品をつくっていますから、ワンルームマンションというのはどの投資商品より安全な商品なんです。特にいまは金利が安いから月々のローンの支払いより賃料の方が高いという現象も起こっています」老後の生活設計の九〇パーセントを占めるといわれている公的年金だが、「年金だけでは生活設計は立てにくい」という高齢者が増えている。少子・高齢社会の到来で、すでに公的年金の支給年齢も延長が決定し、それどころか年金制度の財政難から将来的には年金制度はパンクして、われわれは年金を支給されないのではと考える若・中年層も増加しているのが。現状だ。こうした点から、将来的にあてにならないといわれている個人年金よりもワンルームマンション投資のほうが確実だという判断が、若・中年層を中心に広がりつつあり、それも人気の高まった要因の一つといえるようだ。「そのうえ、低金利時代ですから、取得の優遇政策もあって、ワンルームマンションが買いやすい状況になり、若い層にまで広がったのだと思います。いまのところ四、五十代の会社員、公務員の方が主流ですが、二十代後半から三十代前半の情報関連の仕事で高収入の、いわゆるニューリッチ層の方で、いくつかまとめてワンルームマンションを購入される方もあります。収入のある時期にワンルームマンションを買っておけば、退職したときに資料が入ってきますから。仮に家賃八万円のマンションを三つ買えば、単純計算で二四万円、いまの公的年金とはぼ同じ額ですよね。もちろん、退職金の運用とか、郵便貯金の大型満期を迎えた運用など、優位な投資物件として、ワンルームマンションを現金で購入される方もいらっしゃいます」

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