管理人はだれ！？

2020年1月16日「木曜日」更新の日記

損害保険料は、建物の構造、その所在地域、周囲の状態により異なるが、木造の場合は、当初の概算計画では建築費の1,000分の1を計上しておいた。貸倒準備金および空室等による損失相当額は、家賃、敷金、およびその地域の空室の多少などによって異なっているようである。10戸のアパートがあって、1年間でそのうちの1戸が1か月空室になるとすれば、家賃の約0.8%、3か月空室になるとすれば2.5%である。近隣地域の空室状況を調査して判断する必要がある。設例では、家賃収入(年額)の2%として計算している。利息については、借入金で建築する場合は、借入残高に対して、利息を見込んでおかなければならない。利率は、借入時の金融情勢によって変化し、また、変動制と固定制とがあるが、計画段階では固定制の利率で計算しておいてよいであろう。本替執筆時の住宅金融公庫の固定制の利率は2.5～3.5%ぐらいであり、優良貸付先の普通銀行の貸出利率は4%前後であったので、設例では計算の簡素化のため4%で計算している。なお、変助制を採用する場合で、低金利の場合には、将来の上昇を加味する配慮も求めらています。

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