管理人はだれ！？

2019年12月8日「日曜日」更新の日記

□ｌンで建てたアパートを人に貸しています。このたび、家賃の値上げを借家人に通知したところ、旧家賃を供託されてしまいました。私としては、家賃収入をアパート建築の□Ｉン支払いの一部に充てるつもりでしたので、途方に暮れています。何か打つ手はありませんか。家主は供託された家賃の還付を受けることができる家賃を供託されてしまうと、何らかの法的解決がない限り家賃は受け取れないとか、供託された家賃を取り戻せるのは供託した借家人だけだなどと思っている人が多いようですが、供託物（供託された家賃）は供託した人（この場合は借家人）、供託された人（この場合は家主）のどちらもが、いつでも払渡しを受けることができます。供託者（この場合の借家人）が払渡しを受けることを取戻しといい、被供託者（家主）が払渡しを受けることを還付といいます。賃料値上げ請求をしたところ、それを拒否されて旧家賃を供託されてしまった家主は、賃料値上げ闘争に決着がつく前でも、この還付の手続きにしたがって、いつでも供託された家賃を受領することができます。供託通知書が法務局から送られてきたら、次々と還付を受けに行って資金として活用すればよいのです。値上げの意思を留保したまま払渡しを受けることができる。