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リート業界、成人になる

2019年11月30日「土曜日」更新の日記

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八〇年代の「過剰」の時代が終わったが、リートは 九〇年代を首尾良くスタートしたわけではなかった。 リートの株主は一九九〇年の弱気相場で被害を蒙り、 株価は七〇年代以来見られなかった安値にまで下落し てしまった。全米リート協会の統計では、一九九〇年 のエクイティ・リートの年間総合収益はマイナス一 四・八%となり、マイナス二一・四%を記録した一九 七四年以来の惨憺たる数字となった。これは、それま でいい気にさせられていたリートの投資家にとりショ ックであった。すなわち、一九七五年から一九九〇年 の間、総合収益がマイナスになったのは、一九八七年の僅かマイナス三・六%だけであったから。一九九〇年の弱気相場 リートの一九九〇年の大変なマイナス数字には、いくつかの原因があった。オフィスビルと アパートメントハウスは、供給過剰が原因で空室率は上昇し、賃料は横這いか値引きさせられ た。リテール店舗には、伝統的なリテール業者に代わり、ウォール・マートや他のディスカウ ンターの侵入が続いた。いくつかのリートの配当率ダウンは――そのような厳しいときに、配当比率は高すぎること がわかった事態を好転させなかった。不動産関連の株式の一般的な下げについては、言い 訳は出来るのだが、投資家は過剰反応し、その結果、株価は理論的に考えられる水準以下に下落した。

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