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リートの普及

2019年11月28日「木曜日」更新の日記

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しかし、本当にリートを普及させたものは、連邦議会が成立させた一九八一年経済復興法で、 これは不動産のオーナーに魅力的な節税を認めるものであった。不動産のオーナーが、減価償 却を使って所得を圧縮することを認めたため、不動産が狂ったように買われることとなった。ほとんどすぐに、大手の証券会社と投資組合は、不動産のリミテッド・パートナーシップを 組成して、投資家に、広汎な節税とキャピタルゲインが得られる「見逃せない」投資商品とし て売りこんだ。もちろん、その結果起きたことは、節税のインセンティブが不動産価格を、手の届かぬくらいのレベルへ高騰させ、不動産は到底、自らを律することが出来なくなったこと であった。リートは、よりしっかりした安定性と僅かの節税効果を持っていたが、大部分は無視された。 誰も税法が改正されるとは――?法はいつもそのように見られるのだが――夢にも思わなかった。巨額のドルが不動産に注ぎ込まれ、いくつかの不幸な出来事が発生した。 まず、リートは資本をめぐって、リミテッド・パートナーシップやプライベート市場の投資 家―かれらは、節税効果に関して、明確なキャッシュフローを示す必要はなかった――と競 わねばならなかった。これでは勝負にならなかった。後者は、リート以上に不動産に資金を投 ずる余裕があった。

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