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神話3

2019年11月15日「金曜日」更新の日記

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不動産は、インフレの起きるときにはよい投資である。不動産とは、まさに土地と建物以外の何物でもない。そして、すべての有形の資産と同様、 それがスクラップメタルであろうと、石油であろうと、中古車であろうとも、その価値という ものは、地域的、全国的そして地球規模の需給で上下する。しかし、インフレはこれらのマー ケットの状況に影響する、一つの要素にすぎない。そのほかに以下のものがある。リセッショ ン、金利水準、失業、消費者支出、個人および法人の新規投資の水準、政府の政策、そして戦 争でさえも。 不動産はインフレヘッジによいという神話の理由の一部分は、一九七〇年代のインフレ時代 に、株式はさほど効果的ではなかったが、たまたま不動産がうまくいったという事実にもとづいているようである。全くありうることだが、これも単なる偶然である。「株式・債券・手形・インフレ」誌一九九五年版(イボットソン・アソーシエイト社発行)に よると、何十年にもわたって、株式は優れたインフレヘッジであった。しかし、この点に関し て、不動産市場も株式市場も、実質的には他の市場とさほど変わらないというのが実情である。たしかに、インフレは、不動産の新規調達コストを引き上げることにより、不動産投資家を 助けるように見えるときもある。しかし、そのようなインフレは、同時に営業純収益をかなり 減少させ、市場価格に否定的に作用することがあるのだ。

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