管理人はだれ！？

2019年11月9日「土曜日」更新の日記

さらに、いろいろの投資ガイドラインがあったため、たとえ株式投資担当役員が不動産を知 っており、このマーケットを追ってみたいと感じたとしても、リートへの投資ができなかった。 なぜ、株式投資担当役員は苦労しなくてはならなかったのか。 さらに落胆させるものとして、変動性があった。不動産投資家は、たとえ株式市場一般より も変動性が少ないとはいえ、リートの価格の上下変動に不満を持っていた。しかし、公平にい えば、全ての資産には価格の上下変動があるものである。保有するだけで売買されない――評 価は特別な資産評価によるときだけ――固定資産に対して、プライベート・ファンドのマネー ジャーは、不動産市場の止むことなき価格変動にもかかわらず、その価値は岩石のごとく安定 して動かないという幻想を持ち続けることができるだろう。いかなる資産も価格は変動する。 しかし、所有者がそれを売却しようとしないときは、価格変動がわからないのである。最後に、機関投資家は株式を大量に売ったり買ったりしているが、リートの株式が機関投資 家を引きつけるに足りる十分な流動性を持ってきたのは、ほんの最近になってからである。実際、ぜ年金基金はリートへの投資を嫌がるかについてよく引用される理由の一つは、流動性 の欠如である。

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