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会社と個人では税制が異なる

2019年10月26日「土曜日」更新の日記

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同じ土地・建物を売っても、売った者が会社である場合と個人である場合では,かかってくる税金がかなり違ってくる。会社に対しては法人税がかかってき,個人に対しては所得税がかかってくることになるが,この税金の差は、法人税と所得税との仕組みが違っているからである。そして、その差異の基礎に、会社は営利活動をすることを目的として人為的につくられた組織体であるが,個人は自然に生まれてきた生物の一種で,営利活動も営むこともあるが,営利活動とは関係のない生活も営んでいるということにある。特に、土地・建物を売却するとき,会社の場合は必ず事業の一環として行うのであるが,個人が売却するときは生活,事業その他さまざまの事情から行うということがある。したがって,そういう意味では,会社の場合のほうが単純で捉えやすいということもある。所得税と比較しながらしかし、そうはいっても,会社が土地・建物を売ったときの税務を本当に理解してもらおうと思ったら、到底この章にあてたページでは足りるはずがなく,それだけで一冊の本になるであろう。したがって,この章では,会社が土地・建物を売ったときの法人税とその特例のごく概要だけを説明している。そして、会社の税制が個人の場合と異なるといっても,土地・建物を売ったという点では個人の税制と類似している点もあり,この章では,個人の場合の相違点をまず説明し,類似点については個人の場合と比較しながら説明するにとどめた。所得税をよりよく理解するためにもなお,鳥をよりよく理解しようとするとき,魚と比較対照することも有益であるように,法人税と比較対照することで,所得税もよりよく理解できることになるので、所得税についての理解を深めるためにも,会社の土地・建物の譲渡そのものに関係ない方も、この章に目を通しておけば役立つであろう。

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