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長期瑕疵担保責任の対象とはなりません

2018年9月18日「火曜日」更新の日記

2018-09-18の日記のIMAGE
いずれにしても、柱梁の欠陥に無関係の現象であれば、この現象は長期瑕疵担保責任の対象とはなりません。もっとも、建てて半年ぐらいだったら、良心的な大工さんや工務店であれば、この程度のことはいえば直してくれる場合も多いと思います。階段の材が問題の場合には、難しい部分もありますが、この手の問題はほとんど釘一本で直ってしまうことがあります。問題は、こういう現象が起きたときに、クレームをいうかどうかです。また、さらに年数が経ったときに、今度は最初に建てた工務店にはもう法律的な責任はないのですが、それを別の工務店に頼んで直してもらうとか、自分で直したりするでしょうか。ここでは、階段のギシギシを例に挙げましたが、日本の住宅には追加の投資がほとんどなされません。さすがに雨が漏るとか、構造上の安全性に疑問がある場合には補修をしますが、それ以外の音が鳴るとか、見た目が汚くなったとか、窓に結露するとかの小さな不具合は見逃してしまうことがほとんどです。こうした住宅に対する無関心は、こんなものだという住宅に関する相場観から出ているようですが、この態度が日本の住宅の寿命を縮めています。設計時点や引渡時点でいくら良い家であっても、その後の手入れがなければその性能は維持できません。

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