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建設住宅性能評価一現場施工のバラツキのチェックが必要

2018年9月13日「木曜日」更新の日記

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設計図書にかいてあることが、契約の中身となり、そのまま実現されるというのが住宅性能表示制度の大原則です。設計どおりに柱梁が組み上かっていないと、計算どおりの構造耐力は望めません。しかし、設計図書どおりの工事をしても、求めた性能や機能が実現できないこともあります。これは住宅だけの問題ではなく、建築には現場での一品生産という限界があります。まったく同じ設計・仕様で住宅をつくっても、職人さんの腕や建設した季節によって実現できる性能、機能に大きなバラツキが出ます。たとえば、職人さんの技術などの条件がまったく一緒でも、建てる場所によって天候が違ったり、工程が違ったりして実現できる性能にはバラツキが出ます。こうした、ある程度のバラツキは避けられません。ここが大量に生産する工業製品と住宅との違いです。前述したように、設計段階に評価した性能がほぼ最高の性能で、実際にはいろいろな制約によってやや性能が落ちるのが現実なのです。ですから、施主の立場からは注意点があります。建築が設計図書どおりにおこなわれているかどうかということです。これは最低限必要なチェックで、実は、建築基準法や住宅金融公庫の現場検査、住宅性能表示の検査など、さまざまな現場検査は、ひとえにこの設計図書どおりの工事をやっているかどうかを見るための検査です。

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