一人暮らしでインテリアのおしゃれな配置を伝授!

トップ > 平成30年9月> 8日

市場が判断する

2018年9月8日「土曜日」更新の日記

2018-09-08の日記のIMAGE
決めるのは、いわば無人称の集合的な判断であり、最近の言葉でいえば「市場が判断する」ということになります。今回の、官製の評価項目が、果たしてその市場の決定のかわりとなるのでしょうか。結論をいうと、今回の評価項目は出発点だと思います。ここに決められた9分野28項目はいずれも重要な項目であることは間違いありません。しかし、物事の評価ということを考えると、28項目ですべてではないし、また28項目がすべて同等であることはありません。この点で制度は改善していく必要がありますし、また使う人が自分で判断する部分もあります。まず、「性能評価」という名称に気づいた方もいらっしゃるでしょう。住宅を評価するためには、性能だけではなく、立地や機能についても評価する必要があります。一部には、たとえば、もう寒い住宅はいやだ、断熱性能だけを重視する、という人がいるかもしれません。しかし、そういう人は少数派です。実は、今回の9分野28項目の性能項目中には、機能と呼んだほうがふさわしいものがあります。維持管理への配慮と高齢者等への配慮についての項目です。また、火災時の安全性の項目の中にも、避難安全対策や脱出対策の有無など、性能というよりは機能と呼んだほうがふさわしい項目もあります。

このページの先頭へ