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基準を提供し判断する情報・知識

2018年9月3日「月曜日」更新の日記

2018-09-03の日記のIMAGE
住宅の価値をはかる基準が明らかになれば、住宅も自動車と同じように買うことができるようになる、というのがこの話の出発点でした。そして、価値認識(この住宅はいくらで買うことができるか)は皆で共有できないと取引できませんから、まずは「良い住宅」を決める「目的」が人によって異なることによって、評価項目が大きく異なってしまうことが問題です。また同じ評価項目でも、個人差によって評価が異なることが次の問題です。解決すべき問題は3つあります。①「良い住宅」の標準評価項目の設定。②評価項目の評価基準の設定。③評価するための情報の整備。最初の判断項目の問題は難題です。昔ならいざ知らず、現代は人の生き方がどんどん多様になっています。住生活の目的をそろえようなどといったところで、誰もそうだとはいってくれないでしょう。ある大は家族との生活を大事にしたいし、別の人は友達を招いて頻繁にパーティーを開きたいといいます。また、ある人は夏涼しく、風通しのよいうえに近隣に対してオープンな住宅が良いといい、別の人は冬暖かく気密性の高い住宅が良いといいます。ほとんど正反対の目的を達成するための住宅が、ある人にとっては良い住宅で、ある人にとっては悪い住宅となります。もちろん住生活に皆が共通に求める目的もあります。たとえば、水の出にくい水道ではどんな住宅でも評価は下がります。

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