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価値をはかる基準

2018年9月1日「土曜日」更新の日記

2018-09-01の日記のIMAGE
こうしたいろいろな「生活」を実現するのは、住宅の立地や物理的性能、機能です。これらの要素が、目的とする住生活を実現するために適切に設計されているかどうかが問題となります。・目指す目的=実現すべき住生活。・目的の技術目標への翻訳=住宅の立地、性能、機能。・実現する方法=設計図書に詳しく記述。手段が適切に設計されていることを確認して、次に以上の要素の水準をはかることが、住宅の「良さ」をはかることになります。ここは重要なポイントです。いくら住宅の立地や性能が良くても、求める住生活によっては役に立たないのです。たとえば、都心の会社から歩いて10分のところにある住宅でも、日々の生活を考えると、子供の学校は遠いし、買い物をするスーパーマーケットも近くにはありません。また、日あたりのよい部屋を日本人の多くが望みますが、ヨーロッパでは大きな窓は断熱性を損ない、日射は家具を痛めるとして、普通は大きな窓はつけません。光があふれる居間が理想的な住宅のイメージである日本とそうではないヨーロッパでは、良い住生活のイメージが違うために、住宅の性能、機能に求めるものが違うのです。目的と要素のマッチング、要素が目的を達成するために適切であるかどうかを評価することが、良い住宅を判断する第一歩なのです。

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