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鑑定機関が評価した価格

2018年8月17日「金曜日」更新の日記

2018-08-17の日記のIMAGE
ここのところの地価上昇について一役買っているファンドの動きについて、外資系不動産会社で仕事をしている不動産鑑定士さんに説明してもらいました。最近は物件の取得競争が激しく、都内ではファンドが物件を取得することが困難になっています。そこで、ファンドマーケット価格がすべてだといわんばかりにデューデリ会社や鑑定機関が評価した価格を無視した2倍くらいの金額で落札する状況をよく見かけます。そうでもしない限り、Bitの場合落札できないんです。ファンドに組み込まれる物件の中には周辺の物件と比べて明らかに見劣りするものがそうした高値で買われています。じゃあ、いったい全体そんな高値で買った物件はどうやって出口を迎えるのでしょうか?金森一確かに、僕なんか任意売却に入札で参加していましても、地方の物件で、こんな値段で採算が合うの?というような金額でファンドが落としていくケースがありますね。ファンドが取得した物件はどんな出囗があるのですか?S氏‥よくあるファンドのパターンは、とにかく金余りの現在の状況に任せてまず私募ファンドで買い、ある程度アセットが積み上がったところでJIREIT成りというパターンで最終的に個人投資家に売りつけて逃げるという戦略です。結局、プロが素人をカモにするといういつか来た道のニューバージョンというシナリオが考えられます。金森‥確かに、不動産業界は情報の非対称が顕著な分野ですから、マスコミが「今がブーム」とか煽って素人が買いついたときが、業者にとっては絶好の逃げ場というケースは何度も繰り返されてきていますね。

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