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マンション市況

2018年7月16日「月曜日」更新の日記

2018-07-16の日記のIMAGE
今後の分譲マンション市場を読むときのポイントの第1は、マンション市況は必ずといってよいくらい、一定期間での周期的な浮き沈みがあるということです。マンション事業では、用地を取得してから販売・引き渡しが終了するまでに2年程度は必要です。しかも、用地を取得した後に市況が悪化したからといって、途中で建設を止めることは困難です。従って、不況になったのにもかかわらず、新築マンションの建設が減らず、それが市況をさらに悪化させることが頻繁にあります。その意味では、ある程度の市況の浮き沈みは、マンション事業に組み込まれた不可避のリスクであるといってもよいでしょう。不動産業界ではこのような市況の浮き沈みのことを、「5年が好調で2年が不況」、あるいは「4年が好調で3年が不況」という意味で、「5勝2敗」とか「4勝3敗」などと呼ぶことがあります。しかし、不況への転換時期を見極めて、早い段階から土地仕入れを控えるのは困難といわざるをえません。現実的な対応としては、不況期に移るときの特徴を把握しておいて、兆候が見えたら土地の仕入れを抑制気味にするとか、不況期に入ったときに思い切った損切りを早期に断行するということになるでしょう。過去の長期トレンドから見ると、マンション市況は次のパターンで働いています、第2のポイントは、好調を保ってきた首都圏マンション市場の市況の変わり目を、しっかりと見極める必要があるということです。先に述べた通り、本来、マンション市況は周期的に変動するものです。それにもかかわらず首都圏マンション市場は、ここ10年近く好調を保ってきました。住宅ローンの低金利が続いていることと、マンション価格が低下したことが、その最大要因であるといってよいでしょう。

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