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マンションバブル

2018年7月15日「日曜日」更新の日記

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80年代後半からはバブル期に入り、地価の急騰に伴ってマンション価格も急上昇しますが、住宅を早めに購入しておこうとする動きや買い換え、不動産投機もあって、売れ行きは好調に推移しました。第5次、第6次マンションブームとなったのはこの間です。もっともこの時期は皆が競って土地取得に勁いたため、デベロッパーにとってもマンション用地を購入することが難しくなりました。首都圏では新築マンションの年間発売数が、それまでの5万~6万戸から4万戸割れの水準にまで落ち込みました。バブル期に多数のマンションが建設されたのは、実は地方や大都市圏の周辺だったのです。その後、90年代初めからのバブル崩壊とともにマンション市況は低迷し、首都圏の在庫は1万戸を上回る水準にまで膨れ上がります。首都圏で1万戸の在庫とは、マンション業界では「これを超えたら市況が大きく悪化する」といわれるレベルです。日本経済全体がバブル崩壊の後遺症に悩まされているなか、マンション市況の先行きの見通しがかなり危ぶまれたのがこの時期です。しかし、デベロッパーにとっては、地価下落によって土地仕入れ価格が安くなったことに加え、建設費用が低下したこともあって、それまでよりもかなり低額でマンションを建てることができるようになりました。都心に近い好立地の良質な物件を、バブル期では考えられない価格で販売できるようなったのです。こうした要因もあって市況は比較的早く持ち直し、以降、マンション市場では93~94年ころから長期にわたって好況が続いています。ただ、2004年ころからは、供給場所の郊外化やマンション価格の上昇の動きが見られるようになっています。

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