管理人はだれ！？

2018年7月11日「水曜日」更新の日記

プロパティマネージャーの業務遂行リスクプロパティマネージャーが将来にわたって業務遂行に必要な人的・財政的基礎力維持される保証はない。また、プロパティマネージャーが、不動産会社である場合、賃借人を探す際、証券化された貨貸物件よりも自社所有の賃貸物件を優先して借入を探すなどの利益相反力が起こる懸念もある。利益相反に関しては、DSCRが一定期間、一定の水準を下回った場合などは、賃借人の募集業務を他社にも依頼する、自社保有賃貸物件への勧誘の禁止、劣後部分の証券化商品の保有などの対応を行なう必要がある。不動産が消失・劣化するリスク不動産の全部または一部が地震などの天災地変によって消失、損傷または劣化した場合、不動産の売却価格が下落したり、賃借人からの賃料収入力械少する結果、俵券などの元利金の支払いに影響が生じることも考えられよう。これに対しては、収益の一部を修繕稚立金として積み立てたり、各種保険に加入することにより対応する。しかし、地震特約の加入はコストがかかるため、そこまで手当てしているものは少なく、不動産の地震リスクについては、別途検討する必要がある。所在、テナントに係るリスク複数の不動産を証券化する場合、不動産の所在力認定の地域に片寄っていると、その特定地域のみでの劣化を招く事態（貸料下落、地鰻など）が発生する場合もあるため、所在が分散されている方が、リスク分散も図られているといえる。