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だれがこんな家に住めるのか

2018年6月22日「金曜日」更新の日記

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モデルハウスは、他社との優位性を強調するあまり、実際の家とはどんどん乖離していき、見栄えのする「商品」に変わっていきます。今日でも、家を建てようと思って総合住宅展示場に足を運ぶ人は多いと思います。いや、ほとんどの方がモデルルームを見学されるのではないでしょうか。そして異口同音に次のような感想をもらします。「立派で、広くて、豪華で、こんなところに住んでみたい!」と。モデルハウスを一棟建てるには、四千万から七千万円以上かかります。粗利益がない経費だけでこの価格です。さらに、建築費には含まれないカーテンや家具、シャンデリアなどのインテリアも賛を凝らしているのです。同業者として見ても、だれがこんな家に住めるのかと疑問に思うことがしばしばあります。さらに驚くべきことに、これらのモデルハウスはわずか三~四年もすれば、メーカーが新しいシリーズを開発するたびに取り壊されていってしまうのです。そして、同じように費用をかけて新しいモデルハウスを建てていきます。

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