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施主の要望や個性を最大限に生かさなければならない「家」

2018年6月20日「水曜日」更新の日記

2018-06-20の日記のIMAGE
工法だけに限っても、次のようなセールストークを聞いたことがある人は多いはずでしょう。「居住性では在来工法がいちばんですよ」「鉄骨の軸がなんといっても一番、丈夫です。木造だと危険ですよ」「地震に強いといえば2×4です。阪神・淡路大震災でも実証済みですよ」「快適性を求めるなら高気密・高断熱の家が最高です」などなど。機器や仕様に関しても同じです。「壁は○○のサイディングが汚れも目立ちませんし、おすすめです」「フローリングはなんといっても○○材ですね。高級感がありますし、メンテナンスも楽ですから……」このため、本来なら施主の要望や個性を最大限に生かさなければならない「家」であるべきなのに、どんどんないがしろにされていきました。住む人にとっては「個性」の感じられない家づくりで、逆に、住宅会社の「個性」が感じられる家になってしまったのです。工事現場においても、この傾向は同じです。建築する側に合った設計や仕様であるため、若干の違いはあるもののどの物件も同じようなつくりになっていきます。施工の監理も他との違いは少なく、「あそこと同じだから」と現場に足を踏み入れる回数も削る合理化がまかり通るようになっていくのです。この監理の「手抜き」も「欠陥住宅」を生む原因の一つになっています。

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