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自社に都合のよい「家」を押しつける

2018年6月19日「火曜日」更新の日記

2018-06-19の日記のIMAGE
大手ハウジングメーカーによる工務店の囲い込みが始まり、多層的な下請け構造がつくられ、コストが高くなる下地ができあがっていったのです。大手ハウジングメーカに押され、シェアを奪われていった地場工務店はどのような対抗策をとったのでしょうか。大手と同じような戦略をとるところが少なくなかったのです。それは、営業の強化であり、宣伝・広告の重視、モデルハウスの建築といったシフトの転換です。このため、経費の増大化を招き、建築費にそれらが上乗せせざるを得ず、必然的にコストはどんどん高くなっていきました。これが、今日の地場工務店が根本的に間違った方向へ歩き始めた「初めの一歩」です。家づくりの原点ともいうべき、施主のライフスタイルにあった「家」づくりを提案するのではなく、自社に都合のよい「家」を押しつける―家づくりです。つまり、余分な経費の増加を抑えるためにプランニングでは設計の合理化を進めて画一化し、一度採用した自社の仕様を他の仕様よりも優れていると強調していくのです。

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