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住宅を商品としてとらえたマーケティング活動

2018年6月18日「月曜日」更新の日記

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ソフト面では、大手プレハブメーカーは住宅を商品としてとらえたマーケティング活動をつくりあげ、その優位性を武器に企業規模を拡大していきました。あたかも自動車を売る感覚で住宅を売り始めていったのです。このため大量の営業マンによる販売方法や、広告・宣伝が確立していきました。従来の町の工務店ではとることができない営業戦略で、大都市を中心にあっという間に広がり、地方都市へと波及していったのはご承知のとおりです。プレハブ住宅が誕生した初期のころは質よりも量の時代で、急速に売上を伸ばしたプレハブメーカーですが、すぐに息詰まることになります。住宅の質の向上が求められるようになると、画一的なプレハブ住宅では施主の要望にこたえることができなくなっていったのです。自由設計の部分を取り入れながら、プレハブ的な要素を残す方向にシフトしていていきました。しかしこれでは、プレハブのメリットである部材の規格化、工場生産・加工、現場施工などができにくく、結果的に低価格とは無縁の方向にいかざるを得なかったのです。さらに、自由設計の色合いが濃くなるに従って、実際の施工にあたっては地域の工務店に頼らざるを得ませんでした。

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