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エアコンの正しい使い方

2018年4月30日「月曜日」更新の日記

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 空気は暖まると膨張して軽くなり上に昇り、代わって冷たい空気が下に下がってきます。 おふろのお湯と同じ「対流」という現象ですね。  近ごろ、暖冷房兼用のエアコンが普及していますが、つまみを暖・冷に切り替えただけで、そのまま使っていませんか。エアコンから吹き出す風の向きが1年中一定のまま使っていることがよくありますが、これは合理的でなく、不経済でもあります。  暖房の場合、暖かい空気はただでさえ、上昇しようとしますから、エアコンの高さがどの位置にあるにせよ、ガイドベーンと呼ばれる羽根の吹き出し方向が水平から上に向いていては、低いところが暖まりにくくなり、それだけ能率が下がることになります。 「頭寒足熱」という人間の生理にかなった環境を生み出すためにも、冬の場合空気を暖めるタイプの暖房をしている限り、空気の性質からいつも頭熱足寒の逆の現象が起ころうとしているわけですから、暖かい空気の吹き出し方向はなるべく下に向けるようにしなくてはなりません。  夏の場合はこの逆で、冷たい空気の吹き出し方向はなるべく上に(天井に取り付けてある場合は水平に)します。  寒い部屋を早く暖めようとして、自動温度調節器(サーモスタット)の設定温度を高くしてしまいがちです。しかし、一般的にサーモスタットは、指定された温度以上になると、暖房の運転を止めたり、能力を下げたりするだけのものですから、高く設定していても、暖房時間は速まりません。むしろ暖まってゆく感覚は気持ちが良いため自覚されにくく、知らず知らずのうちに過暖房になりがちです。  はじめから適当な、できれば若干低めの温度設定をし、着衣で調節するようにしたいものです。  賢く、経済的なエアコンの使い方を心がけていただきたいと思います。

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