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ストーブの廃ガス

2018年4月29日「日曜日」更新の日記

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 わが国の暖房器具で最も普及しているのは、開放型と呼ばれるストーブで、灯油やガスを燃やし、その廃ガスも暖められた空気と一緒になって出てくるタイプのものです。廃ガスには人体に危険な一酸化炭素(CO)や窒素酸化物(NO)が多量に含まれ、また石油臭さやガス臭さはVOCと呼ばれる揮発性有機化合物によるもので、われわれが感知できる・できないにかかわらず有害な化合物が出ていることを忘れてはなりません。  ストーブはものを燃やすのに必要な多量の空気(の中の酸素)をどこからとり、燃えかすの廃ガスをどこに捨てるかによって、3つのタイプに分けられます。 1開放型は、室内の空気を使い、室内に廃ガスを出します。台所のガスコンロも開放型ですから、実は四季を通じて廃ガス対策は必要なのですが、使用時間の長さから冬のストーブが特に問題になるわけです。 2半密閉型は、室内の空気を使いますが、煙突で廃ガスを外に出しますので、ガス中毒の恐れは少なくなります。 3密閉型はFF式とも呼ばれ、燃焼は戸外で行われているのと同じで、室内の空気は全く安全です。  ランニング費が高価な電熱式と違って、燃料費が安くつくために、ほとんどの家庭で開放型ストーブが使われています。ファンヒーターと呼ばれるものは外観はFFに似ていても、排気機能はありません。健康を守るために、1時間に1回の窓開け換気を忘れないで ください。特に最近のように建物が気密になってくると、ガス中毒が心配です。  また、ものを燃やすと、石油でもガスでも廃ガス中には水蒸気も含まれていますので、冬場の乾燥対策には、2、3のタイプは加湿を考える必要がありますが、1の場合は、さらに加湿すると、加湿のしすぎになって、結露の被害がひどくなることにも注意してください。

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