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間取り、家具の配置も重要

2018年4月24日「火曜日」更新の日記

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 インドア・エア(室内空気)と呼ばれる国際会議(シンポジウム)が、3年に1度全世界から千人近い参加者を集めて開かれます。1999年は8月にスコットランドの首都エディンバラで開かれました。日中の最高気温が22度くらいにしかならない古都の気候は実に快適で、炎暑の日本をしばし忘れることができました。前回3年前は日本が主催者となって名古屋で開かれ、暑いさなか大会運営に大汗をかいたことも遠い昔の夢のように思われました。  さて、室内空気の質に関するシンポジウムの中身ですが、研究のテーマはシックビル(またはシックハウス)シンドロームに関係するさまざまな化学物質やカビ・細菌などの微生物やアレルゲンによる空気汚染の実態と対策、室内空気の動きの分析や換気の工夫、健康的な空気環境確保のための設備・機器、さらに政策や教育のあり方といった問題まで、実に多方面にわたり、熱心な質疑・意見交換が行われました。  中に異質なものとして、間取りや机、その他の家具の配置、整理整頓が室内空気環境の改善にいかに重要な役割を占めるか、という趣旨の発表がありました。  普通こういう題目は能率的な空間構成ということで、建築の専門分野では設計計画とかデザイン関係の領域で語られるテーマですが、室内環境の面からみても、確かによく考えられた間取りや家具・備品の配置は、空気の流れ(換気)を助け、掃除をしやすくするという意味で、室内空気の浄化に大きくかかわってくるわけです。  なるべく汚染発生のない建材を使うことはもちろんですが、住まいをつくるときの基本といわれる、良い平面計画を考えること自体、いろいろな意味で「健康に住まう知恵」につながっていることを教えられます。

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