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換気扇は窓を閉めて回す

2018年4月22日「日曜日」更新の日記

2018-04-22の日記のIMAGE
 近ごろの住まいには台所に換気扇があるのは当たり前です。  ところが意外にそれが正しく使われていません。以前私の知り合いの医師が、新聞の健康相談で、子どもを室内の空気汚染から守るために、「ときどき窓を全部開け放ち、換気扇を回して空気を入れ換えましょう」と書いておりました。これはその典型です。  換気扇は確かに効率よく室内の空気を外に追い出します。閉め切った部屋ならば室全体の空気がその分薄くなって(室内の気圧が下がって)わずかなすき問から周りの空気がどんどんしみ込んできます。これが換気扇のねらいで、部屋全体の汚れが徐々に吸い出されてきれいになって行くわけです。  ジュースを飲んでいるストローの横に穴を開けたとします。すると空気がそこから入ってきて、ジュースは口まで届きません。吸い込む口が換気扇、ジュースを室内空気、ストローにあいた穴は近くの窓のつもりで考えてみてください。近道をする空気ができると、遠い道をわざわざ通ってくる空気はなくなってしまうのです。  台所やお風呂やトイレで近くの窓を開けたまま換気扇を回していませんか?  よく中華そば屋さんなどで、大きく開いた窓の上で換気扇を何台も景気よく回しているのを見かけますが、これもほとんど無駄で電気の浪費です。  換気扇を回して換気をするときは、窓を閉めるように私は指導しています。空気はものぐさで、近道を好みます。近くの窓は必ず閉めること、開ける場合は換気扇と反対の壁の窓や戸を開けること。とにかく空気に近まわりのずるをさせないことです。

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