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備長炭の製法と効能

2018年3月19日「月曜日」更新の日記

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 ふだんの暮らしの中で、シックハウスを予防する簡単な方法の1つに、備長炭の活用がある。現在、木炭は全国、全世界で焼かれており、木炭の原木となる材種も様々だ。その地域で採れた間伐材などを炭にしていることも多い。中でも、世界で最も品質の高い木炭が「備長炭」だ。その原木には、ウバメガシという堅くて重い樫の木が使用されている。備長炭は10日間程、100度以上の高温で焼くが、手間をかけて製造している分、その効能も後述するように大変優れている。このようにつくられた備長炭を「白炭(はくたん)」と呼ぶ。窯から取り出した真つ赤に燃えた炭に、灰と土を混ぜて水分を含ませた消粉(けしこ)をかぶせてすばやく冷やしながら火を消す。この時、備長炭の表面に白い粉が付くのが、「白炭」という名前の由来だ。燃料用で使われる炭は、400~600度位で焼き、窯口や煙道口を塞いで火が消され、そのまま冷やしてできる「黒炭(こくたん)」だ。白炭は芯まで十分焼けているので、とても堅い。叩き合わせると金属のような音がする。金槌で叩いても簡単には割れず、ダイヤモンドカッターで切るほどだ。切り口は金属の表面のように光沢がある。比重が重く、過半数が水に沈む。炭化率が95%以上のため、通電性(電磁波遮蔽効果)がある。火付きはあまり良くないが、火力が強く、火持ちのよいのが特徴だ。白炭はIグラム中に300㎡というミクロの穴が無数にある多孔質材で、主な効能は、①有害化学物質の吸着除去効果②タバコや生活臭、車内等の嫌な臭いの吸着(脱臭)効果③水に入れると不純物除去。弱アルカリ化、ミネラル補給等の効果④モノの中から温めたり、血行を促進したり、アトピーを緩和したりなどの遠赤外線効果⑤吸湿、放湿といった人にやさしい適度な調湿効果⑥カビ、ダニ、白蟻、ゴキブリなどの害虫を寄せ付けない効果⑦マイナスイオンを発生し、還元したり、癒したりする効果⑧コンクリートなどからのラドンガスの吸着除去効果⑨草花や果物などの鮮度保持効果⑩有害電磁波の遮蔽効果など。

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