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内装材

2018年3月13日「火曜日」更新の日記

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 室内に入り、1階の部屋を見てみよう。フローリングや下地のベニヤ、接着剤、押入れ、家具類などから発散する有害揮発性化学物質、ホルムアルデヒドが気にかかる。独特の刺激臭があり、眼にしみるのが特徴だ。ホルムアルデヒドは、国際ガン研究機関(IARC)の評価では、発ガン性の可能性の高い物質として2Aの評価になっている非常に危険な化学物質である。日本では1998年、ホルムアルデヒド濃度が室温23度で0.08ppm以下に抑えるよう当時の厚生省が指針値を発表した。この危険な化学物質が人体に及ぼす影響は、0.05ppmで臭気を感じ、1~2ppmで不快感、3ppm以上で刺激による苦痛を覚え、50ppm以上で肺炎や肺水腫を起こして死に至るという恐ろしいものだ。ホルムアルデヒドの特徴は、温度が上がるだけでなく、湿度が上がっても発散量が増えることだ。日本の高温多湿の夏には、当然発散量が増える。内装材をノンホルム系の建材にしても、新品の家具を1個置くか、または力-ペットを敷いただけで、高濃度のホルムアルデヒドの部屋になってしまうこともある。ビニールクロス、床材、ペンキなどに含まれる揮発性有機化合物(VOC)には、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、スチレンなどをはじめ、多種類の有毒化学物質がある。VOCは、記憶困難、集中力不足、下痢、便秘などの自律神経系の機能障害、恐怖感、孤独感の助長、肩こり、冷え性、頭痛、めまい、吐き気、疲労感などの症状を引き起こす。また、ビニールクロスに含まれる可塑剤(ビニールを柔らかくする薬剤)や難燃剤も、発ガン性、生殖異常、催奇性、神経毒性、麻痺、下痢などの症状を起こす可能性がある。

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