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シックハウスの原因物質

2018年3月12日「月曜日」更新の日記

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 住環境のどの部分から、どのような有害化学物質が出ているか検証してみたい。「防蟻処理」まず、床下環境であるが、床下は、暗く、じめじめし、風通しが悪くなりがちで、このような環境下では害虫の棲み家となりやすい。床下の風通しを良くすることは、白蟻、ゴキブリなどの害虫を予防するためだけでなく、乾燥状態を保つことで、土台、柱、火打ちなどの木部の腐り(腐朽菌)を防ぐ目的もある。湿気は床下の地面から上がってくるので、それを防止するために、今では、ほとんどの家屋で床下に防湿のためのコンクリートを打っている。また、家の全周が換気口という工法も一般化してきた。住宅金融公庫の木造住宅工事共通仕様書(平成13年度版)によれば、床下に用いる木の材種によっては防蟻処理をする必要はないとしている。例えば土台では、ヒノキ、ヒバ、ペイヒバ、クリ、ケヤキなどで、土台以外では、ヒノキ、ベイヒノキ、ヒバ、スギ、ペイスギ、カラマツなどである。これらの心材(丸太の中心部)または心持材ならば、防蟻処理の必要はない。こういった木は硬質で、害虫がつきにくく、丈夫だからだ。したがって、耐腐朽性と耐蟻性の高い木材を住まいの足元回りや構造材に使うことは、健康住宅をつくる上での必須アイテムといえる。それ以外の比較的柔らかい木材を使用する場合には、害虫がつきやすく、腐りやすいため、どうしても防蟻処理が必要となってくる。しかし、防蟻処理の必要がないとされる木材を使用する時でも、今までの住宅業界の先入観や慣習で、毒性の強い薬剤で防蟻処理をする住宅会社もいまだにいる。

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