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部屋の移動を好まない日本人

2018年3月5日「月曜日」更新の日記

2018-03-05の日記のIMAGE
 日本人は、部屋の移動を好まない傾向にある。それにもかかわらず、食事するところと、団らんするところを別々にする必要があるのだろうか。長年親しんできた食事と団らんのパターンは、そんなに急激に変えられるものではない。今まで畳で生活してきた人が、新築を契機にダイニングテーブルと応接セットを置いて生活し始める。果たしてこの生活をいつまで続けられるのであろうか。イスの上にあぐらをかいたり、食事が終わったらフローリングの上で寝転んだりはしないのだろうか。実際に夕食後の過ごし方を調査したところ、家族揃った食事が最も多い休日では「テレビを見ながら過ごす(62%)」、「家族が思い思いに過ごす(22%)」、「各自が自分の部屋で過ごす(12%)」の3つのタイプに分類された。典型的な家族の行動としては、休日の夕食は家族揃って食べ、食後はテレビを見て過ごすというものだ。ここで興味深いのは、合わせて回答されたテレビを見る姿勢である。全国平均でみたテレビを見る姿勢は、「床や畳に座ったり寝転んだり」が最も多く42%。ついで、どちらの場合もある「イスやソファに腰掛けて」が続いた。つまり、くつろぎの場面では、予想通り「ユカ座」志向が日本人には圧倒的に多いのがわかる。このような状態なら、1つのところですべてを賄えた方が便利と思うのだが、いかがだろうか。先におすすめした掘りごたつは、なんでもかんでも1か所で賄える柔軟性があるため、日本人の食事と団らんに向いている。食卓の場がそのまま団らんの場に変わる。食事の場所と団らんの場所を別々にしないことで、楽しい食事の雰囲気がそのまま続き、子供たちが各自の部屋にこもることもなくなるだろう。後片付けもみんなでやればよい。また、子供部屋に置いてあるテレビをなくし、リビングに家族全員が楽しめる大型テレビを置くことなどは、団らんを深めるためにすぐにできることだ。

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