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小さな傷はしかたがない、完璧な工事なんてありえない

2018年3月4日「日曜日」更新の日記

2018-03-04の日記のIMAGE
 工事は完璧にいかないものだと達観することです。現場は工場生産品とは違って、傷がついたり。塗装に失敗したりします。家電製品のテレビや家具など工業製品を見慣れている私たちから考えると、現場の工事というのは意外にオソマツな面もあります。外壁の仕上げを吹き始めていました。気にはしていたのですが、雨が降ってきました。そのおかげで外壁はマダラ模様になって失敗です。4日後にもう一度吹き直しましたが、重ねて吹くというのは難しいものです。やっと、なんとか完成しましたが、オーナーは失敗に気づきませんでした。悪気でやっているわけではありません。しかしながら現場工事というのは、このように都合よくいかないことがあります。これが工場生産なら、天候に左右されるなどというのは全然ないわけです。いよいよ完成間近になりました。最終の仕上げ工事です。傷がつかないように被いをかぶせてあった部分は全部はがされます。塗装屋は最後のチェックをしています。何入かの職入がクーラーや便器などの機器類を取り付けています。そのとき電気屋が腰にぶら下げていたドライバーの先をドアの枠にぶつけました。ほんのちょっと傷がつきました。水道屋は持っていたスパナを床に落としました。これも床に傷をつけました。塗装屋はシンナーを2、3滴垂らしてしまいました。よく見ると染みになっています。今日は現場に延べ15人ほどの職入が出たり入ったりしています。重い物もずいぶん運び入れました。このように最終段階に入ってから傷はどんどんついてきます。大きな傷はその物を取り替えたり、全体を塗り直したりして修復します。問題になるのはちょっとした5mmぐらいの傷です。職人が出入りした玄関や窓の付近によくよく見ると10ヵ所ほどついています。乗用車を購入するときだったら、これは大問題です。10ヵ所も傷がある車なら誰もが文句をいいます。ところが住宅の場合はどうかというと、タッチアップでピッ、ピッと塗装をして、補修をします。すると違う時間に塗っているので、ほんの少し色が合いません。これがまた目立つ結来になって、どうしようもなくなるのが小さな傷です。現場の工事は、どこかでうまくいかない部分があります。すべてを我慢しろというのではありませんが、小さな傷のためになにもかも取り替えることができないことがあります。

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