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意外に多い工事中の苦情、その対応こそ男の出番だ

2018年3月1日「木曜日」更新の日記

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 男は家庭のことを頓着しません。まして隣近所のこととなると、まるで知らない人が多いものです。極めてトロトロしている、というのが現実ではないでしょうか。近所の人は善人ばかり、工事中に文句をいってくる人などいないと思っていると大間違いです。業者は今、隣近所に苦慮しながら工事をやっているというのが現実です。次のような苦情があります。「土曜日に仕事をするな。うるさい」、「私の家の前に車を止めるな」、「ホコリが飛んできてうちの車を汚している」など。住宅をつくるのはお互いさまだったのも、近ごろでは許されません。工事用の車を駐車していると、たびたび警察に電話する隣入もいます。「うちの塀に物を立てかけるな」。地続きの隣の家の人がそういいます。まさかと初めは思います。しかし、本当です。そのうち、こんな電話がかかってきます。「クーラーの風が、うちの敷地に入ってくるので室外機の位置を移動して欲しい」、「換気扇からでる風が、うちのほうにくるので場所を変えろ」。このような苦情は直接オーナーにいってこないのが特徴です。正而きっていえないために、業者に向かって激しくいいます。目隠しが窓に付いていないことがわかると、すごい剣幕です。姓物を建てる人は悪い入。日影をつくり、眺望をかき乱し、工事中騒音をだす。妙ないい方ですが、逆差別のような現状です。「私の家は新築できない。他入の幸せは自分の不幸」。妬み心も混じった複雑な思いを周囲は抱いています。こういうことはあまり書きたくありませんが、現実は予想以上に進行しています。男がそのことをしっかり認識して工事にかかるようにしてください。具体的には、まわりを配慮した設計、初めの挨拶まわり、違反建築を建てないこと、工事中の挨拶、業者への近隣指導などに気を配ります。隣近所のことは女房に任せておけばいい、などとバカにしていると重大問題になります。工事中は隣近所への気配りを忘れずに2θ6【日照権や敷地境界線が近隣トラブルの最大要因】隣近所からの苦情で、特に大きな問題に発展するのは、日照権と敷地境界線です。まず、日照権から説明しましよう。建築基準法に違反していなければ相手は文句をいえないはずだ、こう考えていると大きなトラブルが生じます。自分は正しいと考えている気持ちは、高飛車にでて相手を極めて刺激します。都市部では日照権でもめている場所が多くありますが、建築基準法に違反しているからもめているのではありません。いくら建物が合法であっても、建築基準法と日照権は関係がないからもめているのです。日照権によるトラブルを解決する最良の方法は、残念ながらわかりません。しかし、今は役所で相談にのってくれる窓口もあります。ただし、隣人が変人だったり、金銭を目的にしていたり、感情的になっていたりするケースが多く。なかなか理性的に解決がつかないというのが実態で敷地境界線。これでも大いにもめます。土地は根本的に誰もが関心のあるところです。関心がありすぎるので、事態を荒立てたくない気持ちが働いて境界線があいまいな家はたくさんあります。しかし、そのままもち越すと、次の子供の時代になってもめることになります。もし工事中に機会があるのなら、この際境界線をはっきりさせるのがいいと思います。いちばんいけないのは、塀をつくるとき相手の家と折半で費用をだし合ってつくることです。境界線をまたがって塀をするわけで、これが50年後の次の代に境界線をわからなくします。修理のときの費用でももめるでしょう。また、あなたにとっては永遠の折半でも、相手が新しい土地の所有者に替わると話は複雑になってきます。自分の敷地内で塀をつくり、塀の外側を敷地境界線にする、これがいちばんうまくいきます。また、境界杭だけでは動く可能性がありますから、ブロックやコンクリート塀など、長さのある基準にします。これなら確実で、次の代でももめることはありません。

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