管理人はだれ！？

2018年2月27日「火曜日」更新の日記

　土地付一戸建ての住宅の利点は、そのまま欠点にもなると思うことが大切です。 すぐ住める・・・建替えよりも売却して建売住宅に入居する方が、仮住いや引越しの苦労がなく費用もかかりません。古い住宅を売却して新しい住宅に入居するのは楽といえます。また、土地を購入してから注文住宅を建てることに比べて、時間がかかりません。立ち退き、転勤、進学など、さまざまな事情で住居を手に入れた人にはピッタリのものです。 　しかし、でき上がった住まいに合わせた生活を余儀なくされ、多少の不便さも生じるでしょう。 完成品を見て選べる・・・注文住宅の場合では平面図・立面図などの設計図書で出来上がるまでは見当もつかないことがありますが、でき上がったものを見ての判断ですから一目瞭然といえます。とくに、更地や分譲地ではどのように利用できるかわからないのに比べて、隣家との関連、日照や通風などの条件、玄関と庭の位置関係もよくわかります。 　その反面、あなたが希望していた、外観・住宅の位置と方位・趣味などの点がいかされていない場合とか、どんな材料が使われているかも外観で判断するなど、不備と不安を生じます。 資金計画の目安が立ちやすい・・・価格がはっきりしているので、予算超過の心配は少ないといえます。注文住宅の場合には、当初予定していた予算に比べて、希望する項目、建築中の追加工事など意外と出費がかさんできますが、仕様書や見積書で納得づめで判断しやすいといえます。 それに対して、価格内での材料・設備で我慢するとか、外観にだまされやすい点もあります。 借りやすい・・・土地付建物であるので多額の資金を必要としますが、通常、業者により提携ローンが準備されています。公的資金との組合せの面で多少不便な点がありますが、土地だけを購入する注文住宅に比べ、セットされた金額が多いので資金を借りやすいといえます。 　その結果、自分で資金計画をねるよりも、販売ルートにまかせてしまうなどのケースもあって、高い金利のローンを利用せざるをえないときもあるので注意が必要です。 手続きが楽・・・土地を求めて注文住宅を建てる場合に比べて、土地・建物の調査、契約、登記の契約書を一つの窓口で交せば、あとは自動的に業者が手続きの代行をしてくれます。 　しかし、業者の選択をあやまりますと、違反建築物を売りつけられたり、当初の物件と違ったものであったり、ひどい例では業者が計画的に倒産するなどがあり、思わぬ損害を被ることがありますから注意しなければなりません。 環境に合った合理的な住宅が得られる・・・大規模な団地での分譲住宅では、道路・公共設備の環境と、環境に調和した建物の外観（塀を含む）と標準的な内装を大量生産・大量販売して、業者が合理性を追求しているため、注文住宅よりも割安な価格で購入できる場合が多いといえます。 　しかし、小規模の場合には敷地一杯に建てるので、不合理な住宅も見られます。