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仕様書と見積書の見方とチェック

2018年2月15日「木曜日」更新の日記

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 設計図面に表現できない事柄を文書にしたものが仕様書です。たとえば、工事に使われる材質、等級、コンクリートの調合の比率、工法、木材の継手、仕口(柱に敷居や鴨居などを取り付ける方法)など、工事現場で使用される材料、仕上げ程度などが詳細に記載されています。  住宅金融公庫で発行されている「木造住宅工事共通仕様書」は、素人でも理解しやすいように図入りで解説してあるので、これを手に入れて、仕様書の見方を勉強するとよいでしょう。  これは、公庫資金で住宅を新築する人のために作成されたものですが、公庫を利用しない場合でも住宅工事はこの共通仕様書に基づいて建ててもらいたいものです。なお、公庫では、木造・鉄筋コンクリートと鉄骨造・枠組壁工法の住宅用工事共通仕様書(全国版)を監修し、(財)住宅金融普及協会(〒112東京都文京区関ロ1-24-2、電話03-3260-7342)で発行しています(定価1500円、送料300円)。これには、北海道版と北陸版もありますので併用してください。  最近の建設業者は公庫の共通仕様書に準じた標準仕様を定めています。これは、手抜き工事の判断基準として役立つだけでなく、その仕様書に基づいてたのむこともできます。  マイホームの新築には、見積書のチェックが必要になります。といっても、建築工事は、実に多くの職種の集まりで成立っているので、正確な価格を把握することは、極めて困難です。  一般に、見積書は分類された内容で表示されています。各工事の内訳の各項目について、材料・数量・単価といった明細がつけられているのが信用のおける見積書です。  見積書の見方の要点は、次のとおりです。 工事費別の比率で判断する    各工事費別に金額だけが明示され構成比率はのっていないので、あなた自身で比率を出してみて、表のような割合(間取り・仕様により異なるが)ならば、ほぼ妥当といえます。 仕様書とつき合わせてみる    住宅の内外装や部屋別に、どんな材料が使われるかが仕様書ですから、見積書の内訳明細とつき合わせれば(実際にはなかなか難しい)多少の理解ができるはずです。 一式いくら式の見積書は要注意  つき合わせも何もできない見積書では、判断ができません。したがって、そのような見積書を提出するような業者は、よい業者とはいえません。

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