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タワーマンションでは北向きが狙い目

2018年1月30日「火曜日」更新の日記

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 日本人は、日当たりの良い南向きの家を好む傾向があります。そのため、売主の不動産会社は、新築マンションでも新築一戸建てでも、特にリビングが南向きの住戸は、他の向きの住戸より価格を高く設定します。逆に、リビングが北向き(北西や北東を含む)の住戸は、他の向きより価格が低く設定されます。  しかし、都心のタワーマンションの場合、北向きの住戸のほうが値上がりする確率が高いことがあります。  2006年から2010年に都区部で分譲されたタワーマンションの北向き住戸の中古売り出し事例を対象に、新築時との価格の変化を調べたところ、中央区、港区、江東区では、なんと2割前後も上昇していたのです。  新築分譲時にはまだ建物は完成しておらず、不動産会社としても北向きの住戸の価格設定は慎重にならざるを得ません。しかし、中古になると実際の住戸を見ることができます。タワーマンションの場合、購入者がもっとも重視する条件が眺望です。特に、中央区、港区、江東区は、北方面に丸の内や汐留の高層ビル、東京タワー、スカイツリーなどが見えるので、人気が高くなります。分譲時の割安な価格設定と、中古になってからの人気の高さで値上がりしたのです。  北向き住戸は確かに日当たりが良くありませんが、日中は家にいないディンクスの人ならほとんど気にならないでしょう。  ただし、墨田区、足立区、葛飾区では、タワーマンションの北向き住戸は、新築時から15%以上のマイナスになっています。北側に特に見るべきものがないと、眺望が良くても人気があまり出ないからです。

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