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「買い時」の考え方を変える「買い時」の考え方を変える

2018年1月23日「火曜日」更新の日記

2018-01-23の日記のIMAGE
 マイホームの「買い時」ということを言いますが、みなさんはどんなふうにお考えでしょうか。一部の新聞や雑誌では毎年のように「今年は買い時」と言っているのは別として、実際には「買いたいときが買い時」という方が多いのではないかと思います。  私も以前はそう考えていました。たとえば、子どもが幼稚園や小学校に入る前になるとマイホームを買いたくなるものです。背中をグイッと押されるきっかけがないと、マイホームという大きな買い物はできないものです。  しかし、そうやって「そろそろマイホームを買おうかな」と思ったとき、不動産市場の状況や住宅ローンの金利、あるいは住宅関連の税制はどうなっているのでしょう。  運よく不動産価格は割安、住宅ローンの金利は低く、住宅関連の税制も有利なら問題はありません。よほど変な物件を選ばない限り、将来の資産価値についてあまり心配はいらないと思います。  一方、不動産価格がピークに近く、住宅ローンの金利は高く、住宅関連の税制もさほど有利ではない状況だったらどうでしょう。そういうときのほうが世間的には「住宅ブーム」「不動産ブーム」と言われ、「早く買わないと手が届かなくなってしまう」となって慌てがちです。結果的に資産価値の低い物件を高値で買ってしまい、その後の大幅な値下がりで家計に負担がかかることが多いのです。  マイホーム購入のタイミングについて言えば、自分たちの事愉も大事ですが、それ以上に購入環境が重要です。  少なくとも、マイホームを買おうと思ったら、その時点の不動産価格やローン金利、住宅関連税制をよく調べ、もっともリスクの少ない選び方、買い方を心がけるとともに、場合によってはタイミングをずらす判断も必要です。  理想を言えば、マイホームを「一世一代の買い物」などと大げさに考えず、「いざとなったら買い換えればいいんだ」というくらいの発想で、購入環境をしっかりウォッチしながらベストのタイミングを狙うべきです。  人生のイベントに合わせてマイホームを買うというのは心情として自然なことですが、客観的な購入環境によっては非常にリスクが高くなるということは、十分意識しておいてください。

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