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今は新築のほうが値下がりしやすい

2018年1月22日「月曜日」更新の日記

2018-01-22の日記のIMAGE
 最近の不動産市場の状況を見ると、私は新築マンションや新築一戸建て(分譲戸建て)をマイホームとして選ぶことをあまりお勧めしません。  将来の値下がりリスクが高くなってきているからです。  いつの時代も、新築マンションや新築一戸建ての販売価格には、売主である不動産会社の利益が一定割合で上乗せされており、いったん人が住んで中古になると、その分(新築としてのプレミアム分)が剥がれ落ちます。  私たちが、1993年以降に首都圏で分譲されたマンション1万件以上について調べたデータでは、新築時の価格が1年後には平均8%ほど下がります。この8%が新築プレミアムと考えられます。また、その後も中古として年平均2%ずつ価格は下がっていきます。こちらは建物や設備の経年劣化によるものです。  最近は地価や建築費の上昇によって、新たに売り出される新築マンションや新築一戸建て(分譲戸建て)の価格が急ピッチで値上がりしており、新築プレミアムも大きくなっています。その分、中古になったとき大きく下がる危険があるわけです。  私はそれなら、最初から築10年くらいまでの中古マンションや中古一戸建てを選んだほうがいいと思います。新築プレミアムの値下がりリスクが消えていて、しかも購入から10年経ってもまだ築20年以内で、売却しやすいからです。  もちろん、新築住宅の相場が上がっていけば中古住宅の相場もつられて上がります。しかし、過去の経験から言って、上がり方は新築のほうが大きく、新築と中古の差は開いていくと思います。  もし、新築マンション、新築一戸建てを購入するならば、これまで以上に慎重に販売価格格や将来の資産価値をチェックする必要があります。

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