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換気扇・レンジ用洗浄剤  

2017年12月30日「土曜日」更新の日記

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 「洗剤」とは、洗濯用洗剤や台所用洗剤のように、界面活性剤を使用して洗浄するものをいいます。これに対して、「洗浄剤」とは、主として酸またはアルカリ剤と洗浄補助剤などの添加物からできた、風呂やトイレなどの住居用のものをいいます。  換気扇やレンジ台は油汚れのうえにほこりなどが付着し、時間がたってガムのように固くネバネバしています。このようなガンコな汚れを落とす洗浄剤や自動食器洗い機用洗剤は、アルカリ剤や、陰イオン系界面活性剤つまり合成洗剤を加えたものです。  洗浄剤が手の指についたためヌルヌルした経験があるでしょう。これは、アルカリ剤として多く使われている水酸化ナトリウムやメタケイ酸ナトリウムなどで皮膚の角質層が溶けてしまったせいです。さらに、ひぴ割れ、水泡、皮膚炎、慢性湿疹、化学やけどの原因になります。目に入れば、視力低下や失明の危険があるうえ、飛び散った粒子を吸いこむと鼻の粘膜を刺激し、重症になれば肺炎まで起こす可能性もあります。  有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律で、水酸化ナトリウムの量は5%以下と定められています。これ以上になると毒物及び劇物取締法の適用を受け、私たちが薬局で購入するには、住所・氏名と用途を記入し、押印しなければならないので、その一歩手前の2~4%程度に調整されています が、それでも強いアルカリ性です。  含有する陰イオン系界面活性剤の成分名が表示されていませんが、ガンコな油汚れを落とす強力な洗浄剤として、LASなどの比較的生分解性の悪い、環境汚染物質の使用が心配されます。  洗浄剤による被害症例も多いので、使わないほうがよいと思います。汚れをおとすのは年に一度の大掃除だけというのでなく、月一度はこまめに紙でふいたり、熱い石けん液で洗うようにしましょう。

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