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加工品に頼らないダニやにおいの防ぎ方

2017年12月28日「木曜日」更新の日記

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 調査では、抗菌・防臭加工のシーツや枕カバーからも、トリクロサンがそれぞれ110ppm、580ppm検出されました。ところが、効果や有効期間などは大きく表示しているのに対して、どんな薬品をどのように使っているのかという、消費者が一番知りたい安全性に関する情報は、ほとんど表示されていません。  国民生活センターや全国の消費生活センターによせられた「衛生加工」に関する苦情(1986~94年)のトップはふとん関連で、3分の1を超えています。「防菌・防虫加工綿使用のふとんにカビがはえた」「防虫・抗菌・防臭・ダ二予防のふとんセットのにおいがひどく、頭痛がして、気分が悪くな った」など、使用に耐えないものもあります。  病人ならともかく、健康に普通の暮らしをしている人は、ダ二や細菌、においを過剰に恐れる必要はありません。ダ二や細菌をすべていなくしてしまうと、それがアレルギーの原因になることもあるので、ちょうどいいところで共存しようと考えるべきなのです。  アレルギーやアトピー性皮膚炎の原因といわれるダ二やにおいは、次のような方法で防衛しましょう。 ①起床後しばらくふとんを放置し、体温と湿気を飛ばしてから、押入れにかたづける。 ②シーツ、ふとんカバー、枕カバーなどはこまめに洗濯し、殺菌したい場合は乾燥後アイロンをかける。 ③ふとんは午前10時から午後2時までのうち2時間、表襲を干し、湿気の蒸発や殺菌を行う。2時間以上干しても、側生地が日焼けするだけで、水分の蒸発量はほとんど変わらない。  その後、掃除機をていねいにかけて、ダ二の死骸を吸い取る。ダ二の死骸はアレルギーの原因の一つである。 ④ダ二が心配な人は、このとき黒い布でふとんを覆い、ふとんの内部の温度を50度以上にする。ダ二は50度、20分以上で死ぬといわれている。ふとんをすっぽり覆うタイプの日本・オスカー社製ダ二対策型ふとん袋は、太陽熱吸収剤を練り込んだ湿気の蒸発を妨げない黒い不織布製で、おすすめ。 ⑤天日干しができない家庭は、ふとん乾燥機を使うしかない。ただし、日本消費者協会が行ったふとん乾燥機のテスト結果によると、ふとん全体が50度になったふとん乾燥機は5社中、ナショナルの1機種だけだった。ダ二退治を目的とするなら、50度以上になるものを選ぼう。 ⑥ぜんそくなどでダ二を絶対避けなければならない人には、帝人のミクロガードがよい。薬剤を使わず、超極細繊維をダ二が通り抜けできないほど高密度に織りあげたふとんカバーで、家庭で簡単に洗濯できる。

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