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不必要な商品でかえって病気に

2017年12月23日「土曜日」更新の日記

2017-12-23の日記のIMAGE
 これらの抗菌・防臭加工商品は、直接肌にふれるにもかかわらず、法律上ほとんど野放し状態、効果ばかり宣伝する一方で加工方法や溶出に関する情報はきわめて少ない、非加工商品に比べて割高など、消費者にとっては多くの問題があります。使われた薬剤によって皮膚がかぶれる事故も起きており、消費者にわかるような表示が望まれます。  メーカーの抗菌効果の試験は、1日放置した後に行われています。でも、Tシャツや下着は毎日取り替えて洗濯するので、普通の人はにおいを気にする必要はありません。また、靴下のにおいは、毎日同じ靴を覯きつづけることにも原因があります。抗菌・防臭加工に頼る前に、3日サイクルで靴を履いて靴の湿気を取ったり、足を毎朝洗ったり、座敷に上がるときに気になる場合は靴下を取り替えるなどの対策で、解決できるのではないでしょうか。  薬剤を不用意に使っていると、細菌のほうが薬剤より強くなり、深刻な問題を引き起こすことは、MRSAの院内感染でも明らかです。使いつづけることで、私たちの皮膚を守っている微生物の微妙なバランスが崩れ、新しい皮膚病やアレルギーにかかる可能性も考えられます。コマーシャルに踊らされ、必要もないのに新しい機能付きの商品を買うような消費スタイルは、そろそろ考え直しましょう。

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