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衣類

2017年12月21日「木曜日」更新の日記

2017-12-21の日記のIMAGE
 最近、清潔白書(アデリカ、ケパックなどのシリーズ名)、通勤快足、清潔美人などの名称で、抗菌・防臭加工された下着、靴下、ブラウス、ストッキング、Tシャツなどをよく目にするようになりました。束レ、レナウン、鐘紡、東洋紡、ユニチカ、大和化学工業などが代表的なメーカーです。  抗菌・防臭加工商品は1950年代に産声を上げました。ところが、水俣病の原因物質として有名な有機水銀や、皮膚から吸収されやすい有機スズ系化 合物などが殺菌剤として使われていると問題になり、73年の有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律の制定に至ります。  その後、八一年に東洋紡が「バイオシル加工」という新しい抗菌・防臭処理方法の靴下を発売し、爆発的に売れました。これをきっかけに、洗濯に耐える商品がどんどん開発・販売され、10年後には約1400億円という巨大な市場に育ちました。  94年には、これまで薬剤名を表示しなかった繊維メーカーが、ヒノキチオール、キトサンなど、抗菌・防臭の原料として天然物を大きく表示するようになり、抗菌・防臭加工商品は新時代を迎えています。ヒノキチオールは杉やヒバの木の香りの成分で、ダユの忌避効果があります。また、キトサンはカニやエビなどの甲殻類、昆虫の皮、キノコ類、菌類の細胞などから抽出した成分で、抗菌・防臭効果があります。

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