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酸素をなくして虫を殺すモスバイバイ

2017年12月20日「水曜日」更新の日記

2017-12-20の日記のIMAGE
 人間への悪影響を皆無にするには、揮発性物質や接触性毒物を使わなくする必要があります。私たち日本子孫基金の有志は新しいタイプの防虫袋の開発 に取り組み、1995年4月に袋の中の酸素をなくして虫を殺す「モスバイバイ」を発売しました。衣類圧縮袋や旅行用衣類袋と形は似ていますが、防虫 剤を使わずに虫を防いで衣類を保存できるので、使用目的はまったく異なっています。  環境に有害な塩素の入ったプラスチックを使わないように工夫し、酸素を通さない高価な複合特殊フィルムを採用しました。非常に小さな穴があくだけでも、虫は死ななくなります。そこで、フィルムは厚くて丈夫にし、シリコーンゴムを溝に入れた新開発ファスナーを採用して、曲がっても隙間ができにくくしました。脱酸繁剤を補充すれば、2年間は繰り返し使えます。環境保護派にとっては現在、モスバイバイだけが使うに値するでしょう。  使い方は簡単。衣類をたたんで袋にしまい、脱酸素剤と酸素検知剤を小袋から出して入れ、ファスナーを閉じるだけです。2~4日後に酸素は0.1%以下になり、虫は死滅します。それから2週間後には、虫の卵も死にます。このころに、酸素検知剤がピンクになっていることを確認しておけば、あとは袋を開けるまで衣類を安全に保存できます。  脱酸素剤は鉄粉に塩をまぶしたもので、鉄が早く錆びて酸素を取ります。酸素検知剤は、酸素があるとブルーで、なくなるとピンクに変わる錠剤です。 ビタミンCを主成分としているので、安全性に問題はありません。

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