バランスのとれた防虫・除湿対策
2017年12月18日「月曜日」更新の日記
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- 快適な生活を営むためには、ある程度は防虫も除湿も必要です。少しでも危険な化学物質を減らすという視点から、どのあたりで折り合いをつけたらよいかを具体的に考えてみたいと思います。
タンス
①虫干しの知恵を生かし、こまめに風を通す。乾いた日には、引出しや扉を少し開けておく。
②虫が好む素材(ウール、シルクなど)と比較的食べられない素材(化学繊維、綿など)を分ける。食べられやすい高価な衣類は、危険な薬剤を使わない防虫袋(モスバイバイ)に入れて保存する。
③虫が好むけれども安い衣類には、ダンスに乾燥剤を入れる。もちろん、カビ防止剤を含まないものを選ぶこと。
押入れ
①物をつめすぎず、扉の両端を少し開けて、通気を確保する。
②部屋全体を乾燥させるのがもっとも効果的。
最近の住宅は湿気がこもりやすいので、除湿機を使うのもやむを得ない。
③狭いところや開閉の少ないところには、防カビ剤を含まない除湿剤を使う。
④ふとん類は、天日干しやふとん乾燥機を使って乾燥させる。圧縮収納も効果的。
⑤カビが生じたら、消毒用エタノールで拭き取る。ただし、素材によってはエタノールで変性するものもあるので注意する。
⑥セージやラベンダーなどの(ハーブによる防虫効果、ドクダミやコーヒーかすによる脱臭効果など、天然素材の利用を工夫するのも楽しい。
なお、新しいダンスや衣裳箱からは合板接着剤から出るホルマリンやしみ込ませてある防虫・防カビ剤が放散され、それ自体が室内汚染のもとになります。この防止には換気をよくするしかなさそうです。
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